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佐高信の筆刀両断~岸田晋三はヒロシマを語るな~
2023/4/14
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◆目次
1・筆刀両断 岸田晋三はヒロシマを語るな
2・『噂の真相』人名録 岡留安則(2)
3・雑記
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1・筆刀両断 岸田晋三はヒロシマを語るな
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広島市教育委員会が『はだしのゲン』を
小学3年生の平和教育教材から削除するという。
それを講談にした神田香織が怒っているが、
広島が選挙区の岸田文雄ならぬ岸田晋三が首相の時にそうなるのも象徴的だろう。
原爆を落としたアメリカに忖度しまくっている岸田がそれを止めるはずもない。
広島サミットなどと言っても、
岸田は広島が地元と名乗る資格はないのである。
多分、『はだしのゲン』の原作者の中沢啓治が
『はだしのゲンはピカドンを忘れない』(岩波ブックレット)で語っていることなど、
まったく知らないに違いない。
中沢は1938年に広島で生まれ、小学1年生の時に被曝する。
そして漫画家になり、『はだしのゲン』を発表したが、
これは24ヵ国語に翻訳されている。
前記のブックレットは読むのも辛い被爆体験を描いているが、
とりわけ衝撃的なのは、
奇跡的に助かった中沢の母親が1966年に亡くなった時、
焼いたら頭蓋骨も骨もまったくなかったということである。
それだけではなく、
母の死を知ったABCC(米国原爆傷害調査委員会)がすぐに駆けつけてきて、
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