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なぜ維新は台頭するのか? 令和における「まつりごとの溶解」と「マーケティング」が導く悪夢のビジネス政治。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
 今回の統一地方選では、「維新台頭」が目立つ結果となりました。奈良県知事選挙で維新候補の初勝利、自民党は結党以来、初めて「知事」のポジションを失うことになりました。そして、知事・市長選挙で連続ダブル勝利を果たした大阪では、吉村知事が史上最高の得票数を得ました。  そして今、統一地方選の後半戦に向けて、今回の市議会選で議席を伸ばした勢いを背景に「京都市長」を狙うと公言しています。    どうしてここまで維新が台頭してきたのでしょうか?  それを一言でいえば、「まつりごとの溶解」です。  まつりごと、とは漢字で書けば「政」であり、政治そのものを意味します。  しかし、政治には二つの側面があります。  一つの側面は、「善の拡大」、つまり、人々の幸福や国家の繁栄、世界秩序形成への貢献といった、側面。  そしてもう一つは、単なる「勢力の拡大」です。  本来は、政治というものは「善の拡大」が目的であり、「勢力の拡大」はあくまでも手段にすぎません。

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