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齋藤元財務次官による「安倍回顧録」反論記事に、積極財政派の立場から誠実にお答えいたします。是非ご一読ください(前半)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
◆【斎藤記事は、安倍さんが批判した財務省の「歪んだ実態」を証明する超一級資料である】◆  文藝春秋5月号に、1993年から1995年にかけて財務省の事務次官をお勤めだった斎藤次郎氏が、「安倍晋三回顧録に反論する」と題した記事を掲載しています。 これは、本年2月に出版され、大ベストセラーとなった、安倍晋三元総理の、総理大臣としての職務に関する「回顧録」において徹底批判された「財務省」から、「安部さんが言ってることは間違っている!」と主張する「反論」となっています。斎藤氏は、歴代財務次官の中でも、とりわけ「大物」と呼ばれる人物で、財務省側としてもよく考えた人選といえるでしょう。現在87歳のご高齢の重鎮中の重鎮の斎藤氏対しては、軽々に批判することができないだろうと考えられるからです。 しかし、この齋藤氏の記事を見て、当方がまず感じたのは、正直申しまして 「よくぞ書いていただけた!」 というものでした。なぜというに、この斎藤記事は、如何に間違った空気が、財務省を強烈に支配しているかがありありとわかる、超一級資料となっているからです。 斎藤氏は、自身でも書いておられるように、この安部さんの回顧録さえなければこの記事で書かれている内容を一生涯、公表せずに人生を終えたのだと思われますが、この安部回顧録があったからこそ、重い重い腰を上げて、沈黙の禁を破って財務省の真実を赤裸々に語るに至ったわけです。 そして、そんなことをしなければ、財務省の赤裸々な「歪んだ実態」が世間に「ばれる」ことがなかったにも関わらず、この記事によって財務省という省庁の狂気の実態が白日の下にさらされることになったのです。 では、その財務省の狂気の実態とはいかがなものなのか…それについて、以下、解説いたしましょう。

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