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#NFTの未来を語る いかにNFTはマスへと広がっていくか?石ころさんインタビュー

「アル開発室」サービスづくりとスタートアップの“今とこれから”をのぞけるメディア
#NFTの未来を語る いかにNFTはマスへと広がっていくか?石ころさんインタビュー 2023/04/14 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは! 今日は、「#NFTの未来を語る」というシリーズの対談記事をお届けします。 NFTという、最近よく見聞きするけど「なんだかよくわからないもの」について、初心者の方でも雰囲気が掴めるような企画を目指しています。 というわけで今回のゲストは、「デジダッチ」という、デジタルデトックスをテーマにしたNFTを企画している石ころさんです。 slothの詳細についてはこちら。 「デジタル断ち」がコンセプトのNFT けんすう:NFTについてなんとなく興味を持っている人が聴いてくれて、どんな感じなのか理解できるような場になると嬉しいです。 それではまず、自己紹介をお願いします。 石ころ:私は「デジダッチ」という名前の、育てる系のNFTプロジェクトを企画・開発しています。 名前の由来は、デジタル断ちと友だちの「ダチ」を掛け合わせたもので、デジタルデトックスを助けてくれる友だちのような存在です。 プロジェクトでは、デジタルデトックスに励むことでキャラクターが育ち、サボるとペナルティがあるような、NFTコレクションとスマホアプリを組み合わせたものを作っています。 https://twitter.com/digidatchi/status/1623154941346091008?s=20 けんすう:いいですね。ところで、NFTはデジタルなものですが、なぜデジタル断ちをコンセプトに選んだのですか? 石ころ:私自身が、デジタル断ちしなきゃな、という問題を抱えていたんです。 まさにナマケモノのように、すぐTwitterやTikTokを見てしまうんです。それは自分の怠け癖のせいだと思っていたんですが、実際はSNSを作っている側がユーザーを中毒にさせる仕組みを作っていますよね。 SNSが自分を怠け者にさせていると気づいたんですけど、現状だと対抗策がほとんどないことも分かって。 そこで、中毒にさせる側とバランスを取りながらデジタルと向き合うサービスが必要だと考え、このプロジェクトを始めました。 確かにNFT自体はデジタルなので矛盾しているように思えますが、キャラクターを育てるためにデジタルデトックスに励むというコンセプトで、いいんじゃないかなと。 けんすう:依存症を引き起こすようなサービスに対抗するというアイデアは素晴らしいですね。 SNSは確かに依存させる仕組みがあるし、そういった内容が書かれている本をいくつか読んだことがあります。専門家の中には、その仕組みを麻薬に近いと評している人もいますね。 デジタルデトックスは大切です。本当にハマりすぎて、生活が壊れることもあるので、いいですね。 石ころ:そうですね、僕も夜中にスマホばかりいじって寝られなかったりする時期があったので、本当に生活が壊れちゃうなと感じて。 けんすう:そうですね。僕もTwitterなどをなるべく使わないようにしているので、よく分かります。一日8時間以内と決めています。 石ころ:めちゃくちゃやっているじゃないですか。 けんすう:それで、このアプリはまだリリースされていないんですか? 石ころ:まだリリースはしていません。NFTもまだブロックチェーン上に誕生していないので、これからです。 正確な日にちは未定なんですけど、今年のどこかでリリースを予定しています。 けんすう:なるほど。プロジェクト的には、どうなると一番嬉しいんですか? 石ころ:最近のNFTの風潮で、価格が上がらないといけないという考え方があると思いますが、もちろん、NFTにするからには皆が欲しいと思えるものになって価格が上がるほうが嬉しいです。 一方で、私たちが提供したいスマホサービスの体験も大切で、例えば、このNFTサービスを使って勉強に集中できて合格できましたとか、在宅勤務中に生産性が上がりましたみたいな報告があれば、成功だと思います。 けんすう:興味深いですね。スマホアプリとNFTを組み合わせたサービスは、まだ少ないですから。 石ころ:そうですね、STEPNくらいでしょうか。 けんすう:ありがとうございます。また後ほど、しっかりお伺いしていきます。 僕からも簡単に自己紹介をさせていただくと、けんすうと申しまして、アルという会社を経営しています。その会社ではクリエイティブ活動を加速させることを目指しており、最近ではNFTがクリエイティブ活動のキーになると考えていて、取り組んでいます。 現在は、slothというナマケモノをテーマにした着せ替えができるNFTを作っているところです。本体のナマケモノのキャラクターと、衣装のNFTを合成して、一つのNFTにできる仕組みです。 けんすう:NFTって、有名なプロジェクトのものを購入して、アイコン画像にするような楽しみ方をしている人が多いと思いますが、それだけだと自己表現の幅が狭いなと感じていて。 そこで、音楽好きならヘッドフォンをつけたり、ゲーム好きならゲームを手に持ったり、働くときにはスーツを着るなど、もっと自分らしい表現ができるといいなと考えて、作っています。 石ころ:私も2体お迎えしましたが、とても楽しいです。片方はレインボーカラーで、とてもかわいいですね。 けんすう:本当にありがとうございます、とても嬉しいです。 実際にNFTプロジェクトや漫画、Webサービス、有名な会社やフィットネスクラブなど、さまざまな分野の人たちとのコラボを進めています。 企業やクリエイターにとっても、NFTに参画しやすい入り口を提供したいと考えています。 また、NFT初心者のお客さんが「こんな感じで楽しめるんだ」と理解できるようなサービスにしたいと思っています。

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