ドルが去年より安くなった
おはようございます
きのうは黄砂で日本全体が白くなっていたように感じます。私も出張で地方に行っていたのですが、4-5月の季節だとその地域はいつも風光明媚、新緑の青さがまぶしいくらいなのに真っ白。平安時代の枕草子、春はあけぼの、ようよう白くなりけり、の白くは春霞のことかな、なんて考えていたのですが、本当は黄砂だったのか? とか思ったりもするほどひどい状況でした。マーケットでも起こり得ないようなことが、起こっているよね、とは思います。
■ドルが去年よりも安くなった
https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-central-bank-balance-sheet.png?s=unitedstacenbanbalsh&v=202304071144V20230410&d1=19230508
FRBの過去のアセットの推移になります。
何度も言うように、FRBアセットというのはドルの発券はFRBであり、その総資産が膨らむということはドルの供給量が増えていることになります。
今回、発表されたFRBのアセットは先週よりも減りましたが、先週は0.5減ったのに対して、今週は0.2%の減少になります。
金融不安が本当に終了をしているのであれば、この減少幅はもっと大きくなっているはずです。理由は、米国の各銀行が金融取り付け騒ぎが終わっているのであればFRBの短期融資プログラムの返済を行うはずが、その返済が鈍化したということは、まだ金融不安が燻っているということを示唆している、と思います。
ゆえに、きのうのG7にて金融不安の可能性は増大した、と鈴木財務大臣などが表明しているのを証明したようになっている、形になります。
もちろん、きのうのPPIや失業保険申請者数も、ドル安要因になりますが、金融不安の長期化という需給面の材料からもドル安が証明されているような気がします。
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