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貞子第二メルマガ:この6月・7月は「ドル国債危機」にもご用心!!!~ウォーレンバフェットが来日した背景~

藤井まり子の資産形成プレミアム・レポート
  • 2023/04/14
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ここに来て、「6月危機説」、言い換えると「ドル国債危機説」が急 速に台頭してきています。 目下の所、アメリカ議会では「上限債務引き上げ」問題を巡って、 政府と共和党内部が激しい対立を続けています。 毎度毎度の恒例の「上限債務引き上げ問題」ですが、今回の「上限 債務を巡る議会の紛糾」は恒例のそれよりも「かなりやばそう」で す。 議会は今年1月から下院は共和党が多数となっていて、共和党内 部でも保守強硬派である「フリーダム・コーカス」たちはかつての 「ティーパーティー」運動に関わっていた「がちがちの財政タカ 派」。 しかも、下院議長は15回もの投票を行なってやっと選ばれたマ ッカーシー氏でリーダーシップは欠如しています。 目下のところ、アメリカ財務省はなんとか「やりくり」して「資金 ショート」を防いでいますが、その「やりくり」にも6月上旬に はいよいよ「限界」が訪れそうです。 共和党の保守強硬派たちが「アメリカ経済の命運」を人質にとっ てチキンゲームを弄(もてあそ)び続けるならば、この夏6月あた りから「ドル国債危機」が巻き起こるかも知れません。 振り返ると、今から12年前のオバマ政権時代の2011年にも 「上限債務引き上げ問題」でアメリカ議会は見苦しいほど迷走し ました。当時共和党内部で主導権を握っていたのは「ティーパー ティー」派たちです。この時の議会の迷走は、「ドルへの信任を失 わせた」ということで、「2011年8月のアメリカ・ドル国債の 格下げ」という一大事件に発展してゆきました。 この「8月のドル国債の格下げ」で、市場はパニックに陥り、グロ ーバル規模で「大規模な質への逃避」が巻き起きて、格下げされた アメリカ・ドル国債が大規模に買い進められたという「珍事件」が 巻き起こりました。当時は、欧州ソブリン危機が進行中だったこ ともあって、「大規模な質への逃避」が起きたら、問題の震源地で あるドル国債しか買い進められるものがなかったのです。 ただし、このときは「急速なドル安」も巻き起こりました。このと き、円は史上最高値である1ドル75円を記録します。 2023年6月、「ドル国債危機」が巻き起きたならば、今回は 12年前のような「大規模にドル国債買い」という「珍事件」は起 きないでしょう。 「ドル暴落」とまではいかないまでも、今度こそは、ドル国債は売 られて長期金利が急上昇、しかも急激な「ドル安」も巻き起きて、 アメリカ株式市場も売られるという「トリプル安」が巻き起こる ことでしょう。 2023年夏、「アメリカ市場でトリプル安」が巻き起きたならば、 それを境に、新興国通貨高・新興国株式ブームに本格的に火が付 き始めることでしょう。 年後半には、ヨーロッパ株式ブームも、さらには日本株式ブーム も始まるかもしれません。 ウォーレン・バフェットが訪日したのもこういった背景がある からでしょう。

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