第１章　中学入試レベルの問題にチャレンジしよう　その３５８

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 算数得意化プロジェクト 　　　　　　～　算数得意化への道　～ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ －その358－2023/04/15発行◆ 「やる気のスイッチ２」 　中学入試レベルの問題はとても難しい。 　普通の小学生には理解困難です。 　中学入試の勉強は4年生から本格的にはじまりますから、５年生と か６年生で入塾すると最初のうちは特に算数の授業は理解不能かと思 います。 　学習塾側としてもそうした生徒にあわせて、もう一度基礎から繰り 返すような授業はできないので、最初は生徒にとってはとてもストレ スのたまる状態かと思います。 　こうした中である程度学習が進んで、中学入試の計算がすらすらで きるようになるとか、入試の基礎レベルの問題を一通り解ききるとか 何かの壁を乗り越えたときに、まるで今まで切れていた回路がつなが ったかのように、授業の内容が理解できるようになります。 　生徒がやる気にあふれてきて、自ら積極的に取り組めるようになる のはこのあたりからのように思います。 　指導する側からすると、この段階までは生徒を誘導してやらせる必 要があります。 　無理矢理やらせることも難しい時代なので、生徒に「あなたは今ま だ計算が十分できないので、授業も理解できない状態だけど、計算が すらすらできるようになると、授業を聞いていて理解できるようにな