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渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
第4595号 令和5年4月14日(金)発行
発行部数 11,467 部
【君子が人を教える方法】
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【君子が人を教える方法】
君子が人を教える方法は五つですが、最後の
「ひそかに淑艾せしむるもの」、
直接教えずに学生みずからに修養させる
というものはひとまず除いておくこととし、
その外にまだ四つあります。
素質がすぐれ努力も深い人物が君子のことばを聞くと、
あたかも草木が時雨を得て生長するように、
どんどん教えを受け入れて前進する。
これが孟子のいう教え方の第一です。
素質が劣り、努力浅い人間は、
急に大道について教えられても、理解ができないので、
君子はただその学生の質問に基づいてこれを改めてゆくという方法をとります。
これがその第二です。
思うに、人にはこの二等があるので、教え方も違うのです。
さらに教える内容として、
相手の徳、人格を完成させると、
材、能力を伸ばすとの二つがありますので、
これをさきの二等に合せると、四種類となります。
徳とは、忠孝信義を修めることであり、
材とは治民・理財・軍務等にすぐれた能力を持つことであります。
君子が人を教える方法は、
君主が人を用いる方法と同じであります。
人を用いる方法は、大才能がある人には初めから大任・重職を命ずるものであり、
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