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「体と心のセックス・ライフ」Section-953『涼子とトオルのラブホ(2)』

体と心のセックス・ライフ
 涼子とのつきあいは、早いもので20年になる。  ついこの前、彼女のロストバージンの相手をしたような感じがする。昔話を 頻繁に思い出すのは、歳を取った証でもある。若い頃は、思い返す過去の経験 が乏しいから、どちらかというと未来に思いを馳せるものだ。  残りの人生の方が短くなった歳になると、思い出す過去の時間の方が長い。 だから、昔話が多くなる。  あの頃は、若かったなー……と。 ♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ★ 体と心のセックス・ライフ ★                      ≪ Section 953 ≫           『涼子とトオルのラブホ(2)』             …… 2023/4/15号 …… ___________________________________ ♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂  彼女と20年セックスしているわけだが、出会った頃はオレも20歳若かっ たんだよね。長いようで短い20年だ。過ぎてしまうとアッという間……とい うのは大げさだが、数年前のような気はする。  彼女の初体験の体位は、四つん這いバックだった。半分成り行きではあった が、彼女には鮮烈な印象だったようで、以来、彼女の一番好きな体位になった。  ヴァギナがやや後ろ付きだったので、バック体位の方が初体験の性交痛が軽 減されるだろうという意図はあった。オレのペニスは太いので、初体験の場合 は多かれ少なかれ性交痛が生じていたからだ。  オレ以前は男性恐怖症だった彼女だが、オレに対しては安心感があったよう で、セックスするのに躊躇はなかったという。春海、絵理、麻由美も同じよう なトラウマを抱えていたが、オレは例外だったんだ。  不思議なもので、オレは女性を安心させる男らしい。特に意識しているわけ ではないが、そういう雰囲気を醸し出しているようだ。子どもの頃から、女の 子の友達の方が多かったから、自然体で接することを身につけたのかもしれな いね。  初体験後は、彼女は呪縛を解かれたのか、セックスに貪欲になった。愛し愛 されることを知らなかったから、愛しあうことが新鮮だったんだ。  軽度の性交痛ではあったが、それも早くに解消した。快感を感じ、オーガズ ムに目覚めるのも早かった。  フェラの仕方は春海が教えていた。バイブを使って練習していたので、初め てのフェラではぎこちないながらも様になっていた。  春海が先輩でありお手本だったので、見よう見まねで食べていた。いい手本 を間近で見られたから、上達も早かった。  涼子がフェラ好きになるのに、時間はかからなかった。  ひとしきり騎乗位で弾んだ涼子は、うっすらと汗をかいていた。騎乗位は運 動として、けっこうハードなんだ。 「はぁはぁはぁーー、ちょっとひと休み」  彼女は動きを止める。 「攻めるの、代わろうか?」

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