中国の機密文書には、赤い文字でタイトルがつけられていることから「紅頭文献」と通称で呼ばれる。
4月7日、米紙『ニューヨーク・タイムズ』が報じ、全米を震撼させた機密文書の流出事件で、SNSに拡散されたとされる文書もまた、赤文字で「TOP SECRET//HCS-P/Si-G/TK//FGI//RSEN/ORCON/NOFORN/FISA」と印字されていた「紅頭」だった。
この問題の衝撃度の大きさは、記者からの質問に応じたジョン・カービー(ホワイトハウス戦略広報調整官)が、「(流出文書の)内容も、誰がやったかもよく分かりません」と厳しい表情で答えたことからもよく分かる。
米テレビ『PBS』は11日の放送で、キャスターが冒頭、「近年稀に見る最も深刻な情報流出と位置付けられる事件」と紹介したほどである。
現地のメディアによれば、持ち出された文書は数100点に及び、2月下旬から3月上旬にかけてネットに投稿されてきた、明るみに出た問題は、まだ氷山の一角だとされた。
すでに流出が明らかになった内容で、最も深刻なダメージを負ったのは、どこの誰なのだろうか。
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