第170号
探偵の視点
2022/4/18
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このメールマガジンは、現役の探偵が‘’男女トラブル‘’や‘’世界の生業‘’を探偵ならではの視点で読み解きながら、人間心理&ニッチな情報を提供していきます。
又、探偵事情や離婚に関わる知識、特殊な仕事の思考法など探偵歴13年の中で得た知恵をお伝えします。
エンターテインメント性と、時代を歩む上で武器になる情報の両方を詰めていきますので、最後までお読みいただけると嬉しいです!
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毎週火曜日発行
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■目次
1、今週の挨拶
2、探偵の視点
3、後藤探偵と巡る地球
4、業界の暗黙知
5、探偵コラム
6、今月のウイスキー
7、Q&A
8、活動情報
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【1、今週の挨拶】
今週は、福井県の敦賀に来ています。
敦賀で一番押さえておくべき場所は、敦賀港であり、昔からアジア大陸との軍事的、経済的交流の拠点となっていました。
あまり話題に上ることはありませんが、日本でも有数の国際港だったのです。
国際港としての歴史の中に、有名な2つの出来事があります。1つは大正時代の「ポーランド孤児」。
ロシア革命後の内戦状態だったシベリアで家族を失い、生死をさまよう状況にあったポーランドの子どもを受け入れたのが、敦賀港です。
敦賀の市民たちも積極的に交流をはかり、絆を深めていったと言います。
そしてもう1つが、「ユダヤ人難民」。
1940年、ユダヤ難民たちがナチス・ドイツの迫害等から逃れるために、リトアニアのカウナス領事代理、杉原千畝が発給した「命のビザ」を携えて降り立ったのが、この敦賀港だったのです。
この2つの歴史こそが、敦賀港が「人道の港」と呼ばれる所以であり、敦賀の人たちの大きなアイデンティティになっているように見受けられます。
しかし、こういった歴史の話を聞くと綺麗な話で終わることが多いですが、実際に町の方たちの話を伺うと、国際的な港であるがゆえの苦労も多いようです。
30年程前までは、日本よりも貧しい国の方々は、敦賀の街から「日本製のタイヤ」を多く盗んでいた。
そのタイヤを祖国に持ち帰り、家の下で燃やしてヒーター替わりにしていたそうです。
そういった窃盗の発生も多く、外国人同士のケンカも絶えなかったので、治安という意味ではそれほど良くなかったとのことでした。
こういった話は、博物館などでは出てこないリアルな話ですね。
2024年、敦賀~金沢の北陸新幹線開通に向けて、選挙戦もヒートアップしてきている敦賀の街は、今後も港と鉄道を中心に発展していく街となるでしょう。
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【2、探偵の視点】
このコーナーは、リアルな‘’探偵事情‘’や‘’離婚についての知識‘’、探偵の視ているモノをお伝えします!
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「浮気調査中にしてはいけないこと」
配偶者の浮気調査を決意し、探偵に依頼をする。
今日からだいたい3週間程は、浮気調査の「期間」となる。
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