今は何と比較されているのかを常に考える
おはようございます
なんだか季節外れの暑さになるそうですが角野はいまだに風邪っぴきで大して熱いとも感じないような感じ。暑いというのはなんとなく理解できるのですが実感が全くない。そんな体調で出歩くなと言われ、自宅に帰ってきましたが、ちっともよくならん(笑)。要は体が冷えすぎて自律神経がおかしくなっているのですが、これは時間の経過を待つほかない、というのはわかっているけど、もどかしい。きちんと栄養も休息も、体温管理もしっかりしているのですが、戻らん。ま、具合が悪いので何が言いたいのかもよくわからん(笑)。周囲はいつものことDA(@ ̄□ ̄@;)!! というのですけど(笑)・・・
■今のマーケット整理
まず、金融不安に関して、米大手銀行の決算コメントで、金融不安はまだ続く、というコメントをみて違和感を覚える方は当メルマガの読者にはいらっしゃらない方が多いことを祈りたいものです。
この金融不安は、中小、零細銀行の預金金利と貸出金利の逆さやによって起こっているものであり、米国国債の逆イールドが続く限り、金融不安は燻り続ける、ということは何度も申し上げました。
一方で、金融不安はすでに終わった、と主張するアナリストも数多くいる、ということもまた事実です。確かに今の時点では金融不安はない、と言っても過言ではないとは思います。しかし、この米国国債の逆イールドが続く限り、預金金利と貸出金利の逆さやは続くのですから中小、零細銀行の体力の消耗は続き、いつまた新たな破綻が出てもおかしくはない状況です。
当局は、金融機関の破綻によってマーケットの混乱を招きたくない、というのはリーマンショック以降の全世界のコンセンサスを履行するために、新たな破綻によってマーケットが混乱をしないように迅速に手を打つことは間違いがないでしょう。
しかし、その破綻や経営危機は、FRBなどの中央銀行は、民間銀行をウォッチしていると思いますが、経営不安の銀行は生き残るためにあらゆる手を尽くしているはずです。それを見抜けないように工夫するのも、世の常であり、いつ、どこでどうなるか、わからない、というのが通常です。ゆえに、終わったというのは早計すぎるのではないか、というのは私の意見になります。
ともかく、事実として民間金融機関の財務基盤は今後も悪化していく、ということは、これらの推測、仮設が正しければ、間違いない、とは思います。これは進行中の事態、ということです。
進行中の事態で、どこでどうなってどうなるのか、なんてわからないことを一生懸命考えても仕方がない、というのが私の考え方で、たぶん、世の中の人もそう考えるはずだと思います。わかんないことをいくら考えてもムダ、と思うのが普通だと思います。
ゆえに、金融不安前と金融不安後? を比較して、いろいろなロジックが出回っていますが、この不安がまだ続くのか、続かないかも、わからない状態で、続けば、金融不安前と比較をすることなんてナンセンスそのものになります。つまり、金融不安前と不安後の世界観でマーケットを語ってもその見通しは、推測に推測をいくら重ねても、その結果はデタラメと私はいつも言っていますが、金融不安前とあとで比較して将来の仮説を立てるのは間違い、だと思います。
では、マーケットは何と何を比較しているのか、といえば、米国金利が高騰し続けたのは2022年の9-11月です。そこから米国の金利は下がっている状態です。ちょうど、半年前の話になります。その半年前と今を比較している、と私は考えています。
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