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「史上最悪レベルの性暴力事件」の可能性すら指摘されるジャニー喜多川氏「性加害・性虐待」問題(後半:被害者の「保護」問題)

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
さて、このジャニー喜多川氏の性虐待問題の第二の問題は、以下のものです。 「今回の事件が正確に世間に報道されれば、現役のジャニーズアイドル達の少なくとも「多くが」、場合によっては「大半(基本的に全員)が」、(それが虐待なのか淫行なのか合意なのか犯罪なのかはさておき)ジャニー氏と何らかの性的関係を結んでいたと公衆が認識することに至る。そしてそれによる、性虐待被害者のジャニーズアイドル達が「二次被害」を受けることになる。」 この「二次被害」というのは、レイプを告発した女性がしばしば、「この人、レイプ受けたんだ…」という奇異の目でみられたり、場合によっては「どうせ、自分からさそったんだろ?」といった事実無根の先入観で社会的な評判被害をうけてしまう、というもので、時に「セカンドレイプ問題」と呼ばれたりします。 この場合の「被害者の範囲」ですが、それに関わる情報を以下に記載差し上げます。 『30年以上前にジュニアだったハヤシ氏(仮名)の告白…他のジュニアからは「これを我慢しないと売れないから」と言われた』 https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/bunshun/entertainment/bunshun-61200?page=1&redirect=1 『前述した泡風呂の儀式で拒否したために事務所から消えてしまったジュニアも多かったといいます。そうしてアイドルになりたかった木山将吾さん(著者注:1970年生まれ、ジャニー氏の性被害は1985年~1987年)はジャニー喜多川さんからのアプローチを跳ねのけることができず、様々な性行為を受け入れていたのだとか。』 https://decopachi.com/entry/johnnys-higai 『木山将吾さんは「Smapへ」の中で、「これ(ジャニー喜多川さんからの性的行為)に耐えられなければデビューできないというのは本当だ。何もされずにすむわけなんてない。ジャニーズ、フォーリーブズ、光GENJI、SMAP全てのアイドルがそうだ」と綴っていました。また、スマップと同時期に合宿所に通っていた奈緒さんという方は、ジャニーさんが布団に入ってきたのを拒んでジャニーズを飛び出したといいます。

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