「Sell In May(5月に売り逃げろ)」の相場の格言通りに、5月
に入ると内外の株式市場は上値の重い状態になり、やがては荒れ
模様に入ることでしょう。
5月から9月・10月にかけて、株式市場もボラティリティーが
高まる季節に入ります!!!
言い換えると、株式市場の売り崩したい人々が俄然活躍する季節
に入ります。
今回2023年6月から8月にかけて、「ドル国債危機」で大規模
な「リスク回避の動き」「質への逃避の動き」が起きたら、ゴール
ドなどの資源コモデティーが買い進められて、ドル国債は売られ
る可能性が高いです。ユーロも売られるかもしれません。
「経済制裁でのドルの兵器化」に強い不満を募らせているロシア・
中国・インドなどの新興国群はもうドル国債を買わないでしょう。
このあたりの「ドルの孤立化」ついては、アメリカのローレンスサ
マーズやECBのラガルド総裁などが大変危惧している気配が濃
厚です。
「ドル暴落」とまではゆかないまでも、今度こそは、アメリカ議会
が上限債務問題で迷走して「ドル国債危機」が巻き起きたならば、
「アメリカ市場のトリプル安(ドル安・債券安)・株安」」が巻き起
こることでしょう。
「ドルの基軸通貨としての凋落」「アメリカという国の国際影響力
の低下」はもう既にずっと以前のオバマ大統領時代から始ってい
るのですが、そのシンボリック(象徴的)な状態が2023年夏も
さらに加速するかもしれません。
言い換えると、2023年夏に「ドル国債危機」が巻き起きて「ア
メリカ市場でトリプル安」が起きたならば、それを境に、新興国通
貨高・新興国株式ブームに火が付き始めるというわけです。
遅かれ早かれ、年後半には分散投資の一環として、ヨーロッパ株
式ブームも、さらには日本株式ブームも始まるかもしれません。
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