■才能を見つける方法
才能を見つければ人生は変わる。だが、ほとんどの人が才能を見つ
ける方法を知らない。それどころか自分に才能があるとさえ思って
いない。その結果、才能に気づかないまま人生を終えてしまう。
自分の才能を見つけるべきだ。それを活かし、育むべきだ。それが
できるかどうかで、自信も、出せる成果も人生の自由度もまったく
別のものになるからだ。
才能は誰にでも。それは、必ず見つけることができる。人生を変え
るために自分を変える必要などない。才能を活かし始めれば、人生
は勝手に変わるのだ。
才能を生かしていない人は、陸にいる魚と同じだ。自分に合わない
環境でもがいている状態だ。今、才能に気づいていないなら、それ
を活かせば、ストレスは10分の1、成果は10倍になるはずだ。
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才能が見つからない人には、5つの間違いがある。これを解消しな
いまま見つけようとしても見つからない。この間違いを正すだけで
才能がわかる人もいる。それほど思い込みは強烈なのだ。
1つ目の間違いは「人よりうまくできること」が才能だという考え
だ。そう考えていると、どんな才能を見つけても「でも、自分より
うまくできる人がいる。これは才能ではない」と思ってしまう。
だが、正しい才能の定義とは「つい、やってしまうこと」だ。言い
かえれば「自然とやっていることだ」つまり、才能を見つける時
に、他人と比べる必要は一切ないのだ。
利き手を使うのは、自分にとって無意識な行動のはずだ。「どちら
の手で名前を書きましたか」と質問されるまで「利き手で書いてい
る」などと考えた人はいないはずだ。
才能も同じだ。いつもやっているのに、あえて意識するまで気づけ
ないものだ。だからこそ、時間をとって行動を振り返るのだ。そう
すれば、自分が無意識に使っている才能が見つかるはずだ。
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2つ目の間違いは「資格やスキルが大事だ」と考えることだ。才能
と混同されがちなのが、資格に代表されるスキルや知識だ。この2
つは、似ているようで全く違うものだ。
才能とは「生まれつきなど特別な努力をせず身についたもの」だ。
たとえば「戦略を立てられる」とか「リスクを考えられる」など
だ。どんな仕事でも使えるし、一生使える。
反対に、資格などのスキル・知識は、後天的に身につけるものだ。
「英語」「プログラミング」「会計士」などだ。特定の仕事でしか
使えないし、古くなれば使えなくなる。
こうした外側にあるスキルや知識でなく、内側にある才能に目を向
けるべきだ。「自分には○○の才能がある」と気づけば、どんな時
代でも、どこへ行っても活躍できる。圧倒的自信にもつながる。
もちろん、スキルや知識が不要だというわけはない。大事なのは順
番だ。まず才能を見つけ、それを土台にスキルや知識を上乗せす
るのだ。そうすれば、自分だけの強みが生まれるはずだ。
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3つ目の間違いは「なりたい自分」になろうとすることだ。「あの
人みたいになりたい」「こんな風になりたい」と思うことは、単な
る憧れだ。
憧れは綺麗でキラキラしたものだと思われがちだ。だが、実際には
「憧れ=自己否定」だ。なぜなら「今の自分はダメだから、なりた
い自分になろう」という発想から来るのが、憧れだからだ。
だが、自己否定をしてまで憧れる必要はない。自分で気づいていな
いだけで、誰でも素晴らしい才能を既に持っているのだ。その才能
を活かせばいい。ただし憧れを手放さないと才能は見つからない。
そのためには自分を知ることだ。鳥と自分を比べて「なんで自分は
飛べないんだ」と思うのでなく、自分は飛べないと諦める。そうす
れば、自分の才能を活かして生きると腹をくくれるはずだ。
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