ウクライナの敗北は想定しなくてよいのか
何が起きるのかわからない世界となりました。安倍元総理の銃撃事件から1年もしないうちに今度は岸田総理が選挙演説前に狙われました。安倍元総理の事件と言い、今回の事件と言い、犯人像と事件の性格が結びつかない不自然さを醸しています。その中で、西側陣営主導での決着を予想するウクライナが劣勢で、民兵組織ワグネルが東部の要所バフムトを制圧しつつあると言います。
ゼレンスキー大統領も苦戦を認め、西側の追加支援を要請していますが、西側も支援疲れが見え、欧州も一枚岩でなくなり、ロシアの攻勢を止められるのか不安視されるようになりました。西側の多くは西側の勝利を前提としていますが、ロシアでは決着の形としてロシアの勝利か核による世界の終焉しかないとの見方が支配的です。ウクライナの敗北は想定しなくてよいのでしょうか。
「専守防衛の限界」
今回のウクライナ戦争は初めから可笑しな戦争となっています。ロシアはウクライナ東部の親ロシア派地域の住民がウクライナに迫害されているとの認識で、ロシア軍が彼らを救済するための特別作戦と言って侵攻し、ウクライナは民主主義を脅かす専制国家ロシアの侵略を許さない、として侵略軍と戦っています。ところが、西側から支援を受けた武器でロシア領土内は攻撃しないという、一方的な戦争です。
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