*******************************
馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
*******************************
第617号(2023/4/23) 日米株価は高値圏で推移/引き続き、いつ株価が反落するかが焦点
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ 自主開催セミナーの予定です(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
4/29(土、祝)名古屋(10/20)
5/6(土)ウエブ(3/150)
5/13(土)宇都宮(8/30)
お待たせしましたが、ウェブセミナーを設定しました。
ただ、諸事情により、今回も録画配信(見逃し配信)は実施できず、当日のライブ配信だけです。何とぞご容赦ください。
加えて、当方の日時設定が遅れたため、申し込み期間が短くなり、お詫び申し上げます。
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
次回の自主開催セミナーは、6~7月に行ないます。今月中には日時を決定する予定です。
上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。
☆過ぎし花~先週(4/17~4/21)の世界経済・市場を振り返って
<日米等主要国の株価は、買われ過ぎによる高値圏推移が続いた>
(まとめ)
最近の日米等の株価は買われ過ぎだと、当メールマガジンで述べてきました。ただ、その買われ過ぎが長引く可能性も指摘していました。実際には、先週も日米等の株価は、高水準での動きが続きました。
(詳細)
最近の日米等の株価推移については、市場が楽観的に過ぎる(買われ過ぎである)と、当メールマガジンで主張してきました。このため、いずれ株価の正常化(下落)が起こると見込んできました。
ただし、過去の当メールマガジンでは、
「楽観的な相場付きは、まだ短期的に続く可能性があります。「短期的に」と言っても、数日で終わるかもしれませんし、数週間続くかもしれません。」
「先週の相場付きは楽観的過ぎると判断していますが、市場においては、行き過ぎがもっと行き過ぎになり、さらに行き過ぎになる、ということは頻繁に起こります。」
「先週の行き過ぎた株高が、すぐに正常化を始めるのか、今週も実体悪を無視し続けるのかは、わかりません。それでもいずれは、株価が下落基調を強めると予想します。」
などとも述べてきました。結局は、経済や企業収益の悪さなどを無視した、行き過ぎた株高が、だいぶ長く継続している、という事態だと判断しています(この点は、後の「理解の種」もご参照ください)。
こうした株高が持続するような材料は、特に先週はありませんでした。
それどころか米国では、1~3月期の決算発表が本格化し、もちろん内容は企業によって好悪まちまちではありますが、アメリカン・エキスプレス、AT&T、テスラ、ネットフリックスなど、決算を悪材料として売られる銘柄が目立ちました。
S&P500採用銘柄全体としても、既に決算実績を発表した企業は実績値で、まだの企業はアナリスト予想の集計値(4/21(金)時点のファクトセットの集計による)で、合わせて計算すると、1~3月期の一株当たり利益は、前年比5.7%減益で着地すると見込まれています。
日本では、とりわけ大きな材料はありませんでしたが、日本株は先週も上値探りの様相が強く、終値ベースでは4/18(火)に28658.83円の年初来高値をつけました。これは昨年8月以来の高水準となります。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)