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表現者クライテリオン最新刊『岸田文雄はニッポンジンの象徴である~依存症の慣れの果て』が示す、日本最大の危機の正体。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
 このたび、表現者クライテリオンの最新刊が発行されました。その最新刊の特集は『岸田文雄はニッポンジンの象徴である~依存症の慣れの果て』。https://www.amazon.co.jp/dp/B0BYYQZMNK  一見、すると岸田文雄を批判しているようにも見えますが……よくよくそのタイトルを吟味すればおわかりいただけると思いますが、そんな岸田文雄をニッポンの総理大臣にまで仕立て上げ、とりたてて強く反発する様子も無い私たち現代日本人、つまり、カタカタでかくところの「ニッポンジン」をこそが、本特集のメインの批判対象なわけです。  じゃぁ、なぜ、ニッポンジンを批判しているのかといえば、そのサブタイトルにも明らかに示されているように、現代ニホンジンの「依存症」という側面についてなのです。  で、かの岸田文雄氏の「たたずまい」は、そんな現代ニホンジンの依存症の「慣れの果て」の姿だというのが、この特集タイトルが暗示するところのものであります。  そして、そんな岸田文雄氏の「たたずまい」は、現代ニホンジンの自画像なのだということを改めて協調することで、現代ニホンジンの自己反省を促すことができないか…というのが、本誌の究極的な狙いなわけです。  ついては以下ここで、執筆やインタビューを依頼した方々にお送りした本特集の企画趣旨、下記にご紹介差し上げます。 『今、岸田文雄総理への国民的批判が高まり、その支持率は大きく低迷している。岸田総理本人が言及している様に、日本は今、未曾有の危機に直面している。  長引くデフレ、それによる貧困・格差の拡大と社会・経済・産業構造の溶解、それをさらに加速させる中国等諸外国による日本の各種資産の買収の激化、さらには米露中の覇権闘争の激化とその煽りを受けた極東における安全保障問題の激烈な不安定化――このままでは日本の圧倒的衰退は必至であり、事実上の滅亡すら危惧される状況にあり、したがってそれらを防ぐ為に今ほど「政治の力」が求められる時はない。

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