海外からの投資拡大の条件
岸田総理は4月20日、都内で開催されたB7東京サミットの開会式で、海外からの投資を呼び込むためのアクション・プランを4月中にまとめたいと述べました。半導体のサプライ・チェーンの構築や、外国人が日本で働きやすくなるよう在留資格制度を創設するなどを掲げています。しかし、かつての「バイ・マイ・アベノミクス」同様、掛け声だけの繰り返しでは効果は期待できません。投資しやすい環境条件の整備が先決です。
つまり、海外資本が日本に投資して利益が上がるとの期待が持てるようにすることが肝要です。これにはいくつかのハードルがあります。そもそも日本では判断や許認可に時間がかかることがネックになっているとの批判がありますが、基本的にまず経済の成長性に乏しいこと、次にアベノミクス以来為替が円安になりやすく、為替差損のリスクが大きくなったことがあり、これらをクリアすることが先です。
「バイ・マイ・アベノミクスの失敗」
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