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週刊金融日記 第571号 やはり女は高学歴じゃないほうがいいのか、香港の家賃の値上がりがえぐい

藤沢数希メールマガジン「週刊金融日記」
// 週刊金融日記 // 2023年4月25日 第571号 // やはり女は高学歴じゃないほうがいいのか // ビットコイン大幅下落 // 香港の家賃の値上がりがえぐい // 車社会の田舎での恋愛 // 他  こんにちは。藤沢数希です。  うちの周りは観光客がたくさんいるし、香港に出張に来る人も多いし、まあ、家賃も上がるんだろうな、と思ってはいたものの、いざ家賃交渉をはじめたら、その上がり方のえぐさに驚いています。この話の続きはレストランコーナーに書きました。  日本も東京都心なんかのタワマンが高騰を続けていますね。 ●23区のマンション価格1億円迫る 22年度、発売戸数は減 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC148T30U3A410C2000000/  そして、今週の金曜日に、いよいよ新日銀総裁である植田氏が金融政策を発表します。イールドカーブ・コントロールなんかは、事前に手の内を見せると、ヘッジファンドなんかに先回りで国債をショートされるので、解除するなら不意打ちでやらないといけないのですが(まあ、別にやらなくてもいいのですが、投機筋に儲けさせるのは心情的に不快なんでしょうね)、とりあえずは、このままの政策を維持するみたいなことを言っています。  金曜日になれば、植田総裁が、このままタワマンの値上がりを放置していくつもりなのか、さすがに何か手を打って、金融正常化をしていくつもりなのか、わかるかと思います。 ●日銀植田総裁 イールドカーブ・コントロールで金融緩和 継続 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230425/k10014048771000.html ★日本に半導体工場を誘致しても働き手がいないようですね。世界的に労働者不足で、それゆえにまだまだ供給が足りず、インフレ圧はなかなか収まらないように思います。 https://twitter.com/kazu_fujisawa/status/1650782676243349506  今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。 - クレディ・スイスで話題のAT1債に投資する合理性はありますか - 子供の受験に金を使うよりPCを与えてプログラミンさせたほうがいい - 地方銀行勤務2年目ですが給料が少なく外銀に憧れています - AIが発達し人間が働かなくなる時代は来ますか - 所長はアカデミックからビジネスにスパっと頭を切り替えることができましたか - 転勤した車社会の田舎での恋愛に大苦戦しています - 年収4000万円外科医ですが手術して稼ぎ続けるか一旦アカデミックに戻るか迷っています  それでは今週もよろしくお願いします。 1.やはり女は高学歴じゃないほうがいいのか  これは古くて新しいテーマです。世間一般では、女は高学歴になると結婚できない(親の立場からすると孫を見ることができない)という方が常識らしく、今日の日本であっても、田舎なんかでは勉強ができる女子も、大学なんか行ったら嫁に行けない、などと言われて大学進学を親に阻止されるというようなこともあるようです。  そして、僕はこうした常識に対して、何を言っているんだ、女は高学歴であればあるほど得する、という論陣をずっと張ってきました。というのも、日本で一番入試難易度が高い東京大学は女子学生比率が2割しかいないし、学部で見ると、就職がいいとされる偏差値が高い大学の経済学部や理工学部なんかは、さらに女子率が低いです。また、偏差値が高い大学の男性は、高校時代に受験勉強に打ち込んでいたわけで、悪く言えば陰キャ、良く言えば誠実な傾向があり、結婚相手として悪くない性質を備えていることが多いように思います。  このように、大学の偏差値が上がれば上がるほど、また、学部では就職がいいとされる学部ほど女子比率が少なく、結婚相手の男性は高所得の誠実タイプが増えるわけで、女は高学歴になると結婚できない、とは何というアホな田舎の迷信なのだろう、と僕はずっと思ってきたわけです。だから、女の子が生まれたら、女だからこそ偏差値教育をして、高学歴にした方が圧倒的に得である、と。  実際に、僕は日本の大学では理系だったので、そこでの数少ない女子たちが、まるでお姫様のように扱われている様子を見てきました。  しかし、現実の世の中を見ていると、女こそ高学歴の方が恋愛・結婚・出産など、生物学的な見地からも成功しやすくなる、という僕の理屈はどうやら間違っているようなのです。たとえば、高学歴の代表格である女医は、生涯未婚率が36%程度と推定されています。反対に男性の医師の生涯未婚率は3%を切るそうです。日本は婚外子がほとんどいないので、これは自動的に生涯子なし率となります(いまのところ)。  また、僕は香港に住んでいて、金融関係の高所得の知り合いが多いのですが、やはり稼いでいる女性はぜんぜん結婚もしていないし、子供がいないのです。先日も、香港でこうした人たちのグルメ会に招かれて、プライベートレストランに行ったのですが、アラサーからアラフォーぐらいの女性が5人ぐらいいて、その人たちが生んだ子供の数を数えると、たった1人であったことにとても驚きました。5人女性がいて、年齢的にもうこれから子供を作るのが難しくなってきているのに、5人の女性で、たった1人しか次の世代を残していないわけで、そこの局所的な出生率は0.2でした。 ●職業によって大きく違う生涯未婚率 https://news.livedoor.com/article/detail/10538376/

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