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【号外】有田芳生×小林よしのり対談『統一協会の闇special』(1/3)/有田芳生の「酔醒漫録」

有田芳生の「酔醒漫録」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 有田芳生の「酔醒漫録」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 号外/ 2023年4月28日発行 / (1/3) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 小林よしのりさんと最初に出会ったのは、1992年に行われた合同結婚式に著名な歌手やスポーツ選手が参加することを私と「週刊文春」が報じていたときだ。あのころ私には家族を教団から救いたいという相談事が多数寄せられていた。当事者だった小林さんが新宿のキリスト教の教会に来ていたときにご挨拶し、文藝春秋の『マルコポーロ』でインタビューさせていただいた。それっきりご無沙汰し、数年前に一度だけ羽田空港で遭遇した。そんな希薄な関係が、統一教会のおかげで再会することができた。 社会問題が起きての再会は、そのまま喜ぶことはできないが、ここで闘わずしてどうする。私たちは「空白の30年」を埋めるために新書を世に問い、さらに対談した。その全記録だ。すでに問題は風化の兆しが見えている。また「空白」の気配が生まれだしたいま。怒りと危惧をみなさんにお届けする。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【有田芳生×小林よしのり 特別対談】 「オドレら正気か?『統一協会の闇special』」PART1 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★小林よしのり氏 大学在学中、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にてデビュー作『東大一直線』を連載開始、大ヒットとなる。昭和61年、「月刊コロコロコミック」(小学館)にて連載された『おぼっちゃまくん』が大ヒット。昭和64年にはアニメ化もされ、第34回小学館漫画賞を受賞した。主人公が喋る「茶魔語」が子供たちの間で流行語となり社会現象となる。今でも根強い人気がありグッズ等の販売がされている。平成4年、「SPA!」(扶桑社)にて、社会問題に斬り込む『ゴーマニズム宣言』を連載開始。すぐさま日本の思想状況を一変する大ヒットとなる。 ★小林よしのり氏が発行するメルマガ 小林よしのりライジング(初月無料で購読可能) https://i.mag2.jp/r?aid=a6442887743b0d ※本対談は2023年3月25日(土)に開催されました。 …………………………………………………………………………… 【小林よしのり×有田芳生 特別対談】 「オドレら正気か?『統一協会の闇special』」 ■なぜ世間に伝わらない!小林よしのりの統一協会への怒りと憤り 司会:それでは「オドレら正気か?『統一協会の闇special』」スタートです。本日のゲストをご紹介いたします。統一協会カルトの闇を追い続けてきたジャーナリスト、有田芳生さんです。続きまして、鋭い感性で本質を突きまくる作家の泉美木蘭さんです。そして、統一協会に親族を奪われ、オウム真理教から暗殺計画のターゲットにされた、戦う漫画家、小林よしのり先生です。それでは小林先生、お願いします。 小林よしのり(以下、小林):わしから? 泉美木蘭(以下、泉美):はい、お願いいたします。 小林:皆さん、こんにちは。「ゴー宣道場」も「オドレら正気か?」も、ライブをやる時は、今までは必ず晴れていたんですよ。でも、今日は珍しく雨が降っている。これはなぜか?やっぱり有田さんが電車で来て、駅からここまでの間に襲撃されるのをやりにくくする。そのために天気が崩れたんだと思う。 朝から雨だったら気分が乗らないからテロを止める。テロ日和じゃないなと思うじゃない。で、傘をさしていたら、襲撃するのにもすごく邪魔になるじゃん。だから雨が降った。状況が向こうにとって悪いように、こっちにとって有利なように天気が操作された。 今日は統一協会の問題の闇を、とことん知っておられる有田さんに話をしてもらいます。統一協会の話は、30年前の合同結婚式の時からガンガン盛り上がっていた。わしは自分のおばさんを救出するためにいろんな努力もしたけど、全部失敗した。わしにとって統一協会の話は、単に救出活動をしながら失敗したってだけの話じゃないんです。 自分の親父は、おばさんを福岡まで連れていって、自宅で洗脳を解こうとした。そのために原理講論を一生懸命読み込んで、赤線引っ張って読んで、それで彼女の洗脳を解こうと頑張った。だけど、結局のところ失敗したんです。

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  • 有田芳生の「酔醒漫録」
  • 2000年からブログに日記を書いてきました。思いは「私家版現代史の記録」です。「日記は書いておかないと不安なんだよ。忘れてしまうと消えてしまうから、自分が生きていて、あのころはどうだったというのを忘れるのが不安なんだよ」(渡辺京二『幻のえにし』)。同感です。私が綴るのは、メディアを中心に仕事をする一個人の眼から見た世界と日本です。「酔醒」は、酔ったり醒めたりという意味で、中国の「梁書」に記述されています。「漫録」は随筆の意味です。人生は、酒を飲まずとも「酔ったり醒めたり」の繰り返し。同時代に生きる皆さんにリアルな情報を提供、共有し、しなやかで強靭な精神をお互いに涵養していきたく思います。
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