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【痛くない死に方 2023年第17号】コロナ後遺症外来。ワクチン後遺症外来。…悪徳医者の見分け方を教えて!

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2023/04/29
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2023年 第17号 【長尾和宏の痛くない死に方】 長尾和宏です。配信が遅くなりスミマセン。 まずは今日も御礼から。平日の夜なのに、尾崎豊追悼ライブに来てくださった方、どうも ありがとうございました。 そして、一昨日のニコニコ動画「長尾チャンネル」第二回をご視聴いただいた方も、誠に ありがとうございました。 「長尾チャンネル」では今回、ワクチン接種後ヤコブ病と診断され、あっというまに他界 されたお母様を看取られた中鉢夏美さんに東京までお越しいただきお話を伺った。 https://live.nicovideo.jp/watch/lv341019749?ref=sharetw 中鉢さんの勇気と行動力に心から感動した一夜であった。 彼女の目的はなんだ? そんなことを言ってくる人がいる。そしてSNSでは、彼女にまで 「因果関係が不明」と絡んでくる医者がいるらしい。情けないかぎりである。 彼女の思いはただ一つ、まだ60代で元気に働いていたお母さんを突然死においやった原因 を国に究明してほしい、それだけである。売名行為でもお金が目的でもなんでもない。 真実を教えてくれ。その家族の叫びを、売名行為と受け取って揶揄する匿名の人間たちの 薄汚れた心情に僕が愕然とするばかりだ。 じゃあさっさと裁判でも起こせばいいじゃないか、と言う人もいる。いずれそういう日が 来るかもしれない。しかし、薬害裁判というのがどれほど時間とお金がかかり、心をすり 減らすものなのか、想像もつかない。 今日は少し、薬害裁判の歴史をご紹介しよう。皆さんは、どれくらい記憶にあるだろうか? 小さなものまで紹介したら、きっとそれだけで一冊の本ができてしまうので、 ここは有名な事件だけを取り上げることとする。 ●1964年 サリドマイド事件  1950年末から1960年代に発売された鎮静・睡眠薬。 ドイツのグリュネンタール社が1957年に販売し、世界40か国以上に販路を広げた。 1960年わが国では。「プロパンM」という胃腸薬の中に配合された。 妊婦も服用して いい胃腸薬といわれ、悪阻止めとして多くの薬局が妊婦にすすめる。 その結果、「プロパンM」を服用した妊婦から生まれた子に多くの奇形があることが判明。  実は1961年秋には、本国ドイツでは調査を受けて回収をし、警告を発していた。 しかし日本のプロパンMの販売元・大日本製薬であり、その警告を受けていながらも、 その後10カ月あまりも販売され続けたのである。 訴訟が始まったのはその2年後の1964年。厚生省(当時)と大日本製薬を被害者家族 が訴えた。この民事裁判の終結は1974年。10年あまりの闘いによって和解成立。 裁判が長引いた一つの理由に日本の医師たちが「因果関係が認められない」と、この裁判 に協力的でなかった背景も挙げられている。 被害者は1000人。

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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