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津田大介の「メディアの現場」
2023.4.7(vol.528/part1)
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──Don't lose your temper──
みなさん、こんにちは。津田大介です。
あまりにもバタバタでここで告知するヒマもなかったのですが、4月29日に沖縄でシ
ンポジウムの司会コーディネーターを務めました。「台湾有事」は本当に起きるの
かというテーマで台湾と沖縄の論者が語り合うディスカッション。なかなかにヘビー
なテーマでやりがいのある仕事でしたが、無事終えることができました。
とりわけ台湾の人たちの論者の意見は知らないことだらけで本当に勉強になりまし
た。中国との微妙な関係や、「統一」なのか「独立」なのか、それとも「現状維持」
なのか。台湾の人たちのなかでもまだ結論が出ていないがゆえにむずかしく、それ
が沖縄の抱えさせられたきた問題とリンクし、問題意識を共有することの重要性を
認識した次第です。
シンポジウムはネットでも有料配信され、300人以上の人が購入したそうです。配信
から1週間はアーカイブも見られるということなので、この問題に関心ある方はぜひ
配信サイトから購入いただきフルでご覧いただければと思います。4時間以上に及ぶ
濃厚イベントですが、きっと損はしないはず。皆様ぜひよろしくお願いします。
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●「台湾有事」を起こさせない・沖縄対話プロジェクト 2022‐2023
第二回沖縄・台湾対話シンポジウム
■シンポジウムのねらい
第一回シンポジウムでは、台湾から与党・民進党系のシンクタンク研究者と野党・
国民党系研究者を、沖縄側からは保守・革新双方の立場の論者を迎えて基調講演と
「対話」を行いました。第二回シンポジウムでは、基調講演で「台湾有事」とは何
かを台湾から、与党でも野党でもない第三の立場のジャーナリストに解説してもら
います。対話セッションでは、台湾から尖閣諸島近海で漁をしている漁民を支える
運動や、労働者の権利を擁護する活動をしている方をお招きします。沖縄からは石
垣市で自衛隊基地の賛否を問う住民投票の活動している方や沖縄出身の自治体外交
の研究者をお招きします。社会の基層、「周辺」の人々の視点を大切にし、若い世
代を中心にした対話セッションにしたいと考えています。
■プログラム
◇開会挨拶
前泊博盛(沖縄国際大学教授)
◇基調講演:「台湾有事」とはなにか
張鈞凱(香港メディア「香港01」駐台湾首席記者)
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