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「世界経済・市場花だより」第618号 日米株価は週末にかけて上振れたが、世界的には全面高ではない/悪い材料多い

馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
******************************* 馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」  ******************************* 第618号(2023/4/30) 日米株価は週末にかけて上振れたが、世界的には全面高ではない/悪い材料多い この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。 ※ 自主開催セミナーの予定です(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。 5/6(土)ウェブ(13/150) 5/13(土)宇都宮(10/30) 6/3(土)浅草(10/15)(残席:5) 6/10(土)福岡(2/15) 6/24(土)札幌(2/25) 7/1(土)浜松町(1/20) 7/8(土)高岡(1/25) 7/15(土)名古屋(1/20) 7/22(土)大阪(2/20) 7/29(土)横浜(2/20) ウェブセミナーは、諸事情により、今回も録画配信(見逃し配信)は実施できず、当日のライブ配信だけです。何とぞご容赦ください。 セミナーのスケジュールは、 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。 上記のリンク先には、自主開催以外のセミナーの予定も掲載しています。 ☆過ぎし花~先週(4/24~4/28)の世界経済・市場を振り返って <日米の株価は週末にかけて強含んだが、広く眺めると決して全面高ではなく、物色が偏っていた感触、為替は全面円安> (まとめ) 先週前半は、主要国の株価がやや下押しする局面がありましたが、日米では週末にかけて株価指数が上振れしました。ただ、世界を広く眺めると、決して株価が全面高、といった状況ではなく、米国のなかに限っても幅広い銘柄で値上がったわけでもありません。物色が偏っていた状況であり、表面的な株価指数の動きに比べると、株式市況が特に強かった、とは言い難いと判断します。 外為市場では週末に急速に円の全面安が進みました。材料としては日銀が金融政策を特に変えなかったからだ、とされているものの、それで円安が大幅に進んだのは投機的な動きが主体であったと考えます。 (詳細) 先週前半は、米国で 1)経営不安が囁かれているファースト・リパブリック・バンクが、4/24(月)引け後に発表した決算において、預金が大量に流出していると公表した(3月末の預金残は、前年末比4割減)ことや、 2)4/25(火)に発表されたコンファレンスボード調べの消費者信頼感指数について、3月分が104.2から104.0に小幅ながら下方修正されたうえ、4月は101.3に低下し、市場の事前予想の104.0を下回った、 ということなどから、景気に対する懸念が膨らみ、米国株価が下押しするとともに、米ドル安・円高気味の局面も生じました。こうした動きが日本株にも上値圧迫要因として働きました。 しかし週央以降は、マイクロソフトやメタ(旧フェイスブック)などIT大手企業の1~3月期の決算内容が、事前想定に比べてよかったとして、他のIT株も含めて買いが入り、日経平均やニューヨークダウ工業株指数などは、週末にかけて上昇色を強めました。 特に日本株については、4/28(金)の日銀金融政策決定会合で、何らの金融政策の変更がなかった、ということを材料として、大幅な株高と円安が進み、日経平均は年初来高値を更新しました。

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