第600号
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岩上安身のIWJ特報!
背後に「暴力団」が関与し凶悪化する「特殊詐欺」を「高齢者差別」が後押し!
ルフィ事件と、高齢者に「集団自決」を求めた成田悠輔氏の発言は同根の大問題!
岩上安身による
『ルポ特殊詐欺』著者・神奈川新聞報道部デスク田崎基氏インタビュー
(その7)
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(その6)のつづき
・神奈川新聞報道部デスクの田崎基氏(IWJ撮影、2023年3月13日)
https://bit.ly/3Hk9VvU
『ルポ特殊詐欺』の著者で、神奈川新聞報道部デスクの田崎基(たさき もとい)
氏への岩上安身による、2023年3月13日のインタビューの続きである。
田崎氏によれば、現在の特殊詐欺の組織は、いわゆる会社組織のようなピラミッ
ド型構造が継続するのではなく、「受け子」をやった人物がリクルーターになっ
たり、リクルーターがスピンアウトして指示役になるなど、きわめて流動的なた
め、捕らえ難いのだという。
また、犯行マニュアルや電話のかけ先の名簿が共有されている上、組織の形態
も「顔も名前も知らない人間たちが、テレグラム上でやり取りをしているだけ」
なので、簡単に「暖簾分け」ならぬ独立をして犯罪を広げることが可能であると
いうのだ。
しかも、強盗致傷など手荒な犯行に及ぶことが頻発し、特に高齢者は実際に命
を奪われ、自宅にためていた金を奪われる事件が起きている。
犯行の手口は次々に変化し、「オレオレ詐欺」から最新の「キャッシュカード
詐欺盗」まで、9種類があげられているが、そのいずれも、「1本の電話」から始
まるのは同じである。
さらに今現在、新たな10種類目の手口が編み出されている可能性も高く、高齢
者以外も被害者となる危険性に、田崎氏は危機感を募らせる。
(記事目次)
◆継続した犯行パターンや人間関係がない流動的な「トクサギ」。マニュアルを
覚えて勝手に「暖簾分け」も!? 誰も全体像を掴めない!
◆強盗、窃盗、住居侵入、時には殺人まで! ハイスピードで変容する特殊詐欺、
そのほとんどは「1本の電話」から始まる!
◆時代の空気に合わせて、特殊詐欺のトレンドも変わる! 今も新しい騙しの手口
が生まれ、実行されている可能性が!
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◆継続した犯行パターンや人間関係がない流動的な「トクサギ」。マニュアルを
覚えて勝手に「暖簾分け」も!? 誰も全体像を掴めない!
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