[1] 市況展望 (執筆日時:5月1日 深夜1時)
それでは、いつものように市況を展望します。
まず、4月1ヵ月間の日経平均株価の推移を
振り返ります。
4月は、日経平均株価は、月足で2.3%ほどの
上昇という展開になりました。
月初の株価は「28,203円」で、月末の株価は
「28,856円」でした。月初よりも月末が「653円」
高く、今年は1月が上昇、2月が横ばい、3月と
4月が上昇となり、年初の1月3日が最安値で、
4月30日が最高値となる右肩上がりの相場展開
となっています。
年初のザラ場の安値「25,661円」から4月30日
のザラ場の高値「28,879円」までの上昇率は
「12.5%」ですので、肌感覚のインフレ率に近い
上昇となっています。
政府の大本営発表では、物価上昇率は3%~
4%とされていますが、肌感覚のインフレ率は
10%かそれ以上ではないかと感じています。
3月に発生した「アメリカ発の金融不安」は
どうやら収束したようなかんじです。FRBの
迅速かつ果敢な対応が功を奏したというところ
でしょう。
先月のこのメルマガでも、
「アメリカの金融当局による迅速で機動的な
対応が功を奏して、株式市場は意外と冷静さ
を保っているということがいえるのではないか」
と述べました。この記述のような展開が続いて
いるというわけです。
[2] 各種の指標
ここで、4月30日における日経平均に関する
各種の指標を見てみます。
(1) EPSの値 -- 2,108円
(2) PERの値 -- 13.69倍
(3) BPSの値 -- 23,461円
(4) PBRの値 -- 1.23倍
(5) 日足のRSIの値 ----- 66.43↑
(6) 日足のストキャスティクスの値 -- 54.89↑
(7) 週足のRSIの値 ----- 67.23↑
(8) 週足のストキャスティクスの値 -- 95.05↑
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