第１章　中学入試レベルの問題にチャレンジしよう　その３５９

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 算数得意化プロジェクト 　　　　　　～　算数得意化への道　～ ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ －その359－2023/05/01発行◆ 「総合範囲」 　中学入試を受験する６年生は、そろそろ入試の模擬試験がはじまる 時期になりました。 　入試を想定した模擬試験は基本的に全範囲からの出題になるので、 直前にした勉強が得点に結びつきにくい。 　これまでの学習が総合範囲のテストに耐えうるものだったかどうか が試されます。 　例年こうした総合範囲のテストにおいて成績を落とす生徒がいま す。 　真面目で努力家の生徒が多い。 　真面目で努力家だから、テストでよい点を取るためにテスト前に一 生懸命勉強できる。 　範囲の決まっているテストであれば、直前にした勉強が得点に結び つきやすいから高得点が取れる。 　そうした学習を繰り返すうちに、いつしかテストが終わってしまっ た範囲の復習がおろそかになり、せっかく学習したことを次々と忘れ てしまう。 　そうすると総合範囲のテストで点数がとれない生徒になってしまう わけです。 　そこで、「今までの勉強方法ではだめだ！」って思って総復習に取 りかかる。 　その時期が４月とか５月であれば、入試には十分間に合います。 　基本的に中学入試のカリキュラムは、５年生の最後までに全範囲の 学習を終わらせてしまうケースが多い。