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若手起業家に勧めるなら? 最新テクノロジーでの事業づくりを語ってみた

「アル開発室」サービスづくりとスタートアップの“今とこれから”をのぞけるメディア
若手起業家に勧めるなら?最新テクノロジーでの事業づくりを語ってみた 2023/05/02 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは! 今日は、「最新テクノロジーでの事業づくりを語る」というテーマで、Twitterスペースで配信した内容の書き起こし記事をお届けします。 今回はゲストとして、NFTユーティリティ提供プロジェクト「PORT」を手がけるIANさんをお招きしています。 Web3やメタバース、AIといった話題のトピックをはじめ、「今、若手の起業家に相談されたら何で起業するのをおすすめするか?」といった内容について幅広く語っています。 きせかえできるNFT「sloth」、一般販売中です。 この記事の内容は、Twitterスペースの録音から聴くこともできます。 デジタルとリアルの主従が逆転する? けんすう:よろしくお願いします。今日は、最新テクノロジーを使った事業について、IANさんにお話いただこうかなと思っています。 PORTというサービスをIANさんが始めたことから、その話が中心になるかもしれません。非常に楽しみにしています。 IAN:はじめまして、IANと申します。現在は「すべてのNFTに新たなユーティリティを」のコンセプトでPORTという事業をしています。 またもう一つ、会員制の飲食店のメンバーシップをNFTで発行している天ぷら屋「天ぷら秘密結社10+(テンプラス)」の運営支援をしています。 けんすう:天ぷら屋さんを経営されているんですね。今の事業ドメインとしては完全にNFTなんですか? IAN:はい、いろいろあってピボットしました。 けんすう:なるほど。IANさんの今までの経歴を教えていただけますか? IAN:もともと2011年頃から旅行×オンライン領域で、みんなで一緒に行こうっていうサービスだったり、旅行のメディアだったりを10年ぐらいやって、その後その会社を退任し、紆余曲折を経て今に至るって感じです。 けんすう:なるほど。これまでいろいろな事業をやりながら、今はPORTやNFTの天ぷら屋さんをやっているんですね。やはりテーマ的には、NFTとリアルを結びつけるというイメージなんですか? IAN:僕も中学生くらい、けんすうさんがミルクカフェ(※過去にけんすうが運営していた受験情報の掲示板サイト)をやっていた頃くらいから、ずっと掲示板を出入りするような人間で、デジタルな人格があるんですね。 そこで出会った友だちとか、今もTwitterのフォロワー上にいたりするんですけど。そこから会ったことがある人もいますし。 そこから、デジタルを起点に、リアルで出会ったりとか旅行に行ったりとかがすごく好きで。なのでベースはデジタル×リアルで新しい体験を作るというところに軸足をずっと置いています。 けんすう:ありがとうございます。僕のほうも簡単に自己紹介すると、アルという会社をやっていて、今はNFTを中心にやっており、NFTを使うことで新しい体験ができるようなものを作っています。 IANさんはデジタルをきっかけにリアルを楽しくする方向性だと思うんですが、僕はデジタル空間の中で人々がどういうものを所有したいのかや、その中の生活でより楽しくなるにはどうしていくのがいいかとかを考えています。 最近は、slothという着せ替えができるNFTをやっています。 けんすう:今日は最新テクノロジーでの事業作りについて話すことになっていますが、最近はAIの話題が中心になっていますよね。 IAN:僕らももう古いんですかね。新しいことを始めたぞと思ったのに、古いのかな……。 けんすう:あんなにたくさんいたWeb3キッズたちがいつの間にかいなくなってしまって……。本当にどこに行ったんだろうって人がたくさんいます。 IANさんもインターネットで新しい領域で事業をすることが多いと思うんですけど、メタバースやAIなどの分野がある中で、なぜNFTなんですか? IAN:もともと私自身はNFTについてよく理解していなかったんです。去年の初め頃まではまったく興味がありませんでした。 もちろん、ビットコインやイーサリアムを買ったりといった経験はあったんですけど、NFTという言葉が出てきた当初は、「なんで2000万円もするの?」みたいな感じだったんですね。 ただ、試しにNFTを購入して、NEO TOKYO PUNKSのアイコンにしてみたり、Discordに参加してみたりするうちに、NFTの魅力やコミュニティの楽しさを実感しました。 それこそ中高生の頃に利用していた掲示板のような空気感を感じて。そのコミュニティが原体験としてあり、そういった空気感が好きで、魅力的に感じています。 NFTについてのデジタル上での所有感って、自分の人格に色を付けてくれるようなものだと感じます。 またデジタルを起点とした、メタバースのようなデジタルとリアルの主従が逆転する現象が、これからどんどん起こっていくと思っています。 けんすう:なるほど。Web黎明期にすごく近い雰囲気を感じますね。 IAN:そうなんですよ。けんすうさんもFacebookやTwitterで発言していますが、この空気感は分かりにくい部分もありますね。 けんすう:分かりにくい! IAN:それこそやっぱりAIだと、3月末ぐらいにChatGPTがバズって、一気に数億人が使うサービスになりました、みたいに直感的な利便性を感じられるようなものとは、ちょっと違うと思うんですよね。 けんすう:昨日も『水曜どうでしょう』のプロデューサーのお二人に、NFTについて解説するみたいな配信をやったんですけど、2時間ぐらい説明して、ちょっと伝わってきたくらいの感じなんです。 僕も話していて、インターネットに深く関わってない人からすると、なんて難しい話をしてるんだろうっていうのはあったんですよね。 それに比べてやっぱりChatGPTは、「ここで質問を書いてください、そうしたらここに答えが出ますよ、以上」なので。NFTとかって、難しいですよね。 メタバースでNFTは盛り上がる? IAN:だからこそ多分、NFTは今、地団駄を踏んでいるんだと思ってるし、 みんなバイバイして、AIに引かれていっちゃったのかなって感じですよね。 けんすう:IANさんは起業家として、「やっぱりAIだな」みたいになったりはしないんですか。 IAN:けんすうさんも今日Twitterとかで言ってましたけど、これってハイブリッドじゃないですか、完全に。 僕はWeb3もそうだと思ってるんですけど、どちらかというとNFTもあくまで技術というか、体験を作り出すためのものという風に考えているので。

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