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元証券会社社長・澤田聖陽が教える「投資に勝つニュースの読み方」
Vol.171
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/ 2023年5月2日発行 /
◎目次
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ニュース解説
ユニゾHDが民事再生を申請
レバレッジドバイアウト(LBO)の罠
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ユニゾHDが民事再生を申請
レバレッジドバイアウト(LBO)の罠
ユニゾホールディングス(ユニゾHD)は4月26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日付で保全・監督命令を受けたと発表した。
同社は2020年に株式非公開化の際に買収のための多額の借入を抱え、その後新型コロナウイルスの感染拡大でホテル事業の収益が低迷し、資金繰りが急速に悪化した。
◆ ユニゾHDの非上場化、民事再生申立までの経緯
ユニゾHDは元々日本興業銀行系(みずほ系)の不動産会社であり、2009年に東京証券取引所に上場した。
元々興銀系のオフィスビルの管理などを行っていたのだが、オフィスビルの保有・賃貸とビジネスホテル運営事業を2本柱として事業を拡大した。
上場後も株価の低迷が続き、2019年6月末時点で株価は1,844円、時価総額631億円、PBR0.58倍、不動産の含み益を勘案した実質PBR0.25倍と株価が1株純資産を大きく割るディープディスカウントの状態が定着していた。
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