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はじめに
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岸田文雄首相は4日、エジプト、ガーナ、ケニア、モザンビークのアフリカ4カ国を歴訪し、帰国した。
アフリカ訪問の目的は、これらの国々との経済連携を強化するとともにアフリカ諸国との協力関係を深めることで、ここ最近、アフリカに影響力を持つ中国を見越してのことだった。
また、日本が議長国として臨む、今月19日からのG7(先進7カ国首脳会議)サミットを前に、「グローバルサウス」と呼ばれるこれらの国々に一定の影響力を持たせることも狙いだ。
だが、G7の目下の懸案事項であるウクライナ情勢をめぐっては温度差が目立ち、経済協力の面でも中国の”圧倒的な”存在感を前に、手も足も出なかった。
事実、岸田首相は、アフリカ各国との首脳会談で、ロシアのウクライナ侵攻を
「力による一方的な現状変更の試みであり、許すことはできない」(マプト=時事「ウクライナ危機で温度差」西日本新聞、2023年5月5日付朝刊、2項)
と非難。
しかしこの考えに明確に同調したのは、ガーナとケニアの2カ国だけだった(時事、2023年5月5日)。
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ディズニー、2024年大統領候補デサンティス・フロリダ州知事を訴える 一方、デサンティス氏は日本訪問 共和党と旧統一教会との関係は?
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ウォルト・ディズニー社は、アメリカ南部フロリダ州オーランドにあるディズニー社のテーマパーク「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」の事業運営に不当に介入しているとし、フロリダ州のデサンティス知事(44)を、フロリダ州の連邦地裁に提訴した。
デサンティス氏は、2024年の大統領選に立候補すれば、トランプ前大統領に次ぐ共和党の有力候補になるとも。
ディズニーは、デサンティス氏の政策に反対する発言をしたことで報復を受け、数10億ドルもの事業が脅かされていると主張。
「州政府は法律で保護されたディズニーの言論を罰するために、デサンティス知事による細かい指示の下、当社を標的とした報復キャンペーンを展開した。それは今やディズニーの事業運営を脅かし、同地域における当社の経済的将来を危険にさらし、憲法で保障された権利を侵害している」(1)
と訴える。
保守派のデサンティス氏と、ディズニーとの間では、1年以上前から対立が続く。対立の発端となったのは、デサンティス氏がLGBTQなど性的少数者の話題を小学校の授業で扱うのを規制する州法を昨年3月に成立。
このことディズニーは批判した。これに対し、デサンティス氏が”報復”に出たのだ。
目次
・デサンティス氏、日本訪問 岸田首相と会談
・自民党と共和党との親和性
・共和党と旧統一教会との関係
・デサンティス氏、日本訪問 岸田首相と会談
ディズニーに訴えられたデサンティス氏は、”あろうことか”同じころ、日本にいた。
4月24日、デサンティス氏は東京で、岸田文雄首相と会談。今回の来日は、デサンティス氏自らの外交政策の信頼性をアピールすることを狙う、海外ツアーの最初の日程として組まれた。
訪日後、韓国やイスラエル、イギリスへの訪問予定が組まれている。
デサンティス氏の事務所は、出発に先立ち、今回の海外視察が、フロリダ州知事である自らが率いる、貿易ミッションの一環であると述べた(2)。
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