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第132号中編「マティス展の愉しみ。限定メニューも」

久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」 授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと 毎月第1-4 火曜日発行 vol.132 2023/05/09発行 *========*========*=======*=======* マティス展の愉しみ。期間限定メニューもご一緒に *========*========*=======*=======* 2. 大人のミュージアム&庭園 >20年ぶりのマティス展。黒い瞳の女たち なぜかマティスの絵が好きで仕方がないのです。 特にマティスの描く女性が気になるのです。 デフォルメされた黒い瞳の女性たちが。 ただいま、東京都美術館で、8月20日まで、日本ではおよそ20年ぶりとなるマティスの大回顧展が開催されています。必見です! みどころ 1. 約20年ぶりの開催!20世紀芸術の巨匠アンリ・マティスの大回顧展 2. 世界最大規模のマティスコレクションを誇るパリ、ポンピドゥー・センターから名品約150点を紹介 3. “フォーヴィスム”の夜明け、マティス初期の傑作《豪奢、静寂、逸楽》日本初公開 20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869-1954年)。強烈な色彩によって美術史に大きな影響を与えたフォーヴィスム(野獣派)の中心的な存在として活動したのち、絵画の革新者として、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩とかたちの探求に捧げました。彼が残した仕事は、今なお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。 世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するパリのポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展です。絵画に加えて、彫刻、素描、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作と言われる南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿ります。 マティスの絵を初めて観た人は思うでしょう。 え、これってうまいの? 子供が描いた絵じゃないの? モネやルノワールなどの印象派でさえ、当時のアカデミズムは認めなかったのですから、フォーヴィスム(野獣派)とさえ呼ばれたマティスの絵が世に出た時の衝撃は、想像に難くありません。 でも、いいんです。古今東西のアートを愛でてきた私ですが、なんかいい。なんでいいかうまく説明できないけれど。

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  • 21世紀の世界は驚きに満ちています。 海外はロンドンの片田舎から、シンガポールの怪しいマーケットまで。国内は美術館・コンサート・グルメ天国の東京から、ツアーガイドに載らない日本の秘境まで。DEEPな旅へと写真付きでご案内。 ネットはサブスク天国となり、古今東西のA級C級映画・アニメから伝説のライブまで、みんなで観たいものだらけ。経営者向けの講演や大学での授業、新聞連載やSNSでは紹介できないオモシロ怪しい超雑学的コンテンツをご紹介します。 大人のなんでも人生相談も毎週実施中ですのでお気軽にご相談を!
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