【痛くない死に方　2023年第18号】冷房の季節到来…でもワクチン後遺症の人は、「温める」ことが大切。

２０２３年　第18号 【長尾和宏の痛くない死に方】 長尾和宏です。 GWです。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。僕は当初、尊厳死協会の仕事として、 国会議員の人たちと台湾に視察に行く予定でいましたが、先日もこのメルマガでお伝えし た通り、台湾の情勢等を鑑みて日程が最終的に組めなかったために、日々と変わらぬ往診 をしながら近くの寺社仏閣を巡ったりしています。 あまり知られていませんが、尼崎～西宮近辺は由緒あるお寺が多いのです。珍しいところ では、甲子園のすぐ隣にある素戔嗚（スサノオ）神社。日本書記に天照大神（アマテラス オオミカミ）の弟として登場する男神・素戔嗚尊を祀る神社は全国に数あれど、なぜか、 尼崎に多いのです。そして甲子園横の素戔嗚神社はいつ創建されたかわからないほど古い 歴史を持つ由緒ある神社なのですが、別名「甲子園神社」とか「タイガース 神社」などと呼ばれていて、手水舎の傍には、星野仙一さんの自筆の「夢」を象った、 野球ボール型の石碑が置かれています。 僕は高校時代、少しだけ野球部を投手として手伝ったり、東京医大時代は準公式野球部に 籍を置いていました。ショートでした。全然活躍はしていませんが。 さらに高校時代は、甲子園球場で売り子のバイトもしていました。かちわり氷を売り歩い たことで随分足腰が鍛えられたかも。でも、いつもお釣りを多く出し過ぎてしまい、お客 さんが帰ったあとで、売り上げが合わずに焦ってばかり。売ることに必死で小銭の勘定が 上手にできなかったのです。責任を取れ、と怒鳴られて自分の財布から埋め合わせをさせ られて、日当がゼロの日もありました。 でもいつもそんな日は、釣りを少なく出すよりも多く出して俺が怒られたほうがマシ、と ふと思ったものでした。せっかく甲子園に来てくれたお客さんに、「かちわりの売り子に 釣り銭を騙された」と嫌な思い出を作ってしまったら、甲子園の神様に申し訳ないと。 人に損させるくらいなら、自分が損をしたほうがいい。ずっとそうやって生きて来た。 「もっと器用に生きればいいのに」と人に言われて、自分でもそうしたいと思ってもいる が、こればかりは生まれつきの性格なので、人を出し抜いて自分が得するということが、 やはり得意ではない。 でもコロナになって自分のそんな損な性格から、逆に多くの出会いに恵まれていると実感 している。黙ってワクチンを打ち続けて自分だけ儲けて、あとは打った人たちがどれだ け被害を被っても知らんぷり。そんな医者たちはこの「５類」変更にほっとしていること だろう。僕が今、とても懸念しているのは、「５類」になったことで、自分たちの責任を 「なかったことにする奴ら」が増えるだろうな、ということ。 もっと端的に言えば、「まだワクチン後遺症だなんだって騒いでいるの？ もうコロナは ５類になったんだし、そんなこと言ってないで経済を回しましょうよ！」なんて平然と 言ってのける医者や自称専門家や政治家が出てくるだろうなということだ。 コロナ禍の間違った施策でどれだけの血税が、心無い医者たちを設けさせたか？ コロナワクチンでどれだけの人が犠牲になり、平穏な人生を奪われたのか？ 僕はずっと「５類」と言い続けた。おそらく一番最初に「５類」へと提言した町医者だ。 だけど、ずっとそれに反対していた医者たちが、この「５類変更」のドサクサにまぎれて 「もう終わったことだ」と責任逃れをするのを見過ごすわけにはいかない。 僕は、たとえ自分が損をしていても、自分に正直に生きたい。この連休に地元の神様たち にそう誓った。心の洗われたＧＷである。そしてときどき、６月２４日のライブに向けて、