同じ土俵で戦えないEV
トヨタは2022年度の世界販売が960万9782台となり、2018年度を上回る過去最高となったと発表しました。しかしこれもハイブリッド車を含むガソリン車によるもので、EV化は遅れています。そして需要面でもEVシフトが進む中国ではガソリン車の需要が弱く、中国向けの日本車輸出は、今年3月に前年比6割を超える大幅減となりました。世界の自動車市場がEVにシフトする中で、遅れた日本車はどう対応するのでしょうか。
「リチウム電池の生産体制強化へ」
中国に比べて遅れているリチウムイオン電池の供給体制が日本では喫緊の課題となっています。ここまでパナソニックの電池の性能が評価され、これを使用する日産は日本では先行しています。しかし、それ以外のメーカーは高性能なリチウムイオン電池の供給を確保する必要があります。
このため、ホンダは昨年12月に韓国の電池大手、LGエナジー・ソリュウションズ社と共同で、EV用のリチウムイオン電池の生産をする新会社を米国オハイオ州ジェファーソンビルに設立しました。資本金は2億1千万ドルです。
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