メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

Vol. 3『トー横キッズにパパ活…メディアが騒ぐ理由の裏には?』2023/5/7号

小杉沙織の「NPO代表が見てきた若者支援の現状と闇、そして若者たちの叫びと本音」
◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆ 1、 ニュースや事件から見えてくる社会問題 ◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆+。・゚*:。+◆ ネットニュースにこんな記事がありました。 『4月27日、新宿歌舞伎町のホストクラブに勤務する、源氏名「森のくまさん」こと江川誉容疑者(25)が逮捕された。容疑は売春防止法違反。ホストクラブの女性客であるA子さん(23)に、“立ちんぼ”行為をそそのかした疑いがかけられている。   その根にあるのは、ホストやコンカフェ店員などへの度を越えた貢ぎ行為だ。 彼女らは時として強要され、あるいは自ら、“推し”に多額の金を貢ぐために違法売春などに手を染め、身を持ち崩している。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 記事は、新宿の実態をリポートしているものだけれど、私からすると、今に始まったわけではない実態が、colabo問題から派生してフューチャーされてるように感じています。 もっと言えば「何を今更?」とすら思うこともあるほどで、パパ活も以前から援交として存在していたし、家出少女も、若者が夜な夜なたむろするのも昔からあった光景だ。 ただ実際にデータとしても昔より右肩上がりに増えているものは『若者の自殺』で、何よりも問題なのは、親から愛情を受けられてないことで自己重要感が低くなってしまった若者が、安心できる居場所がなく、トー横のような場所にたむろしたりパパ活をしたり家出をしたり自傷行為をしたりとそうした行動に走る子が増えているということ。 つまり、トー横で一斉摘発をしようが、パパ活してる子を補導しようが、買う大人を取り締まろうが、根本解決には何一つなっていないということ。 それなのに、メディアも一部のおかしな団体も、パパ活する大人を取り締まろうとしたり、トー横を一斉摘発して若者たちをより見えないところに追いやろうとする。 私からしたら、根本解決になってないどころか、居場所のない若者たちを追い込んでいるようにしか見えない時すらある。 今回、暇空さんの追及により、色々と調べる人たちが増えたことで私も新たに知った事実も多いけれど、穿った見方をしたら、むしろ居場所のない若者や困難女性を増やし問題視することで新たな法案やルールを作りたいのか?とすら思うこともあるくらいで、昔からある問題を大きくしているようにしか感じないことすらある。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 小杉沙織の「NPO代表が見てきた若者支援の現状と闇、そして若者たちの叫びと本音」
  • 自身の壮絶な体験を元に10代の若者支援に長年携わってきたNPO代表の小杉沙織が、今ようやくネットで明るみになった支援団体の闇に対して、自身が見てきた体験を元にNPOや支援団体の椅子取りゲームなどの実情、そして実際に今の若者たちが抱える悩みや本音、心の叫びを赤裸々に発信し、また生きづらさを抱える若者たちの対応方法なども伝授するメルマガ。 活動を通じて少年院を出た少女を養子縁組し、その出会いの中で体験した貧困ビジネスの闇や、世の中から弱者と呼ばれる若者達を取り巻く環境などについても発信していきます。
  • 1,078円 / 月(税込)
  • 毎月 第1日曜日・第3日曜日(祝祭日を除く)