■人工知能への拒否権~週刊アカシックレコード230508■
21世紀初頭、日本企業は情報技術(IT)分野で米検索サイト大手「グ
ーグル」(の親会社のアルファベット)などの米国企業に惨敗した。
このため、日本のIT業界では、グーグルに対抗できる、人工知能
(AI)を利用した次世代検索エンジンを開発するため、マンガ、小説、
絵画、音楽などの芸術(クリエイティブ産業)の制作者の権利を犠牲
にしてでもAIに芸術作品を学習させたり生成させたりして、日本の
IT企業が画像や文章や音楽を生成する「生成AI」の分野で世界のトッ
プに立つべきだという考えが生まれた。そして、日本ではこの考え
に沿って、2009年以降、日本の著作権法は改正され続け、生成AIが
芸術作品を利用することへの規制が徐々に緩和され、現状ではAIが
非合法に収集した芸術作品の情報でも合法的に利用できる状態になっ
ている…………と言われている。
この傾向がこのまま続けば、日本の強みであるマンガやアニメなど
の大衆文化が衰退しかねないうえ、そもそも「グーグルに対抗でき
る…次世代検索エンジン」を開発しようという構想自体のスジが悪
すぎ、失敗することが確実なので、日本の国益が著しく棄損されて
しまうだろう(2023年5月8日頃配信予定)。
_
_
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)