「マイナで子どもの登下校管理、本当に大丈夫か?」
政府は、マイナカードで学校が児童・生徒の登下校状況を管理するシステ
ム開発を考えているそうです。具体的には、島根県美郷町が今年度、実証実
験に着手すると発表されています。この美郷町ですが、大田市から三瓶山の
方へ入った、江の川流域の町で、人口は4000人と少しというコミュニテ
ィです。
目的としては、「共働き世帯が増加する中、デジタル技術を活用し、学校
や保護者が子どもを見守りやすい環境」を整える狙いがあるとされています。
システムの設計は、児童らが登校すると教室などに設置した「専用の読み取
り機」にマイナカードをタッチすると、登校時刻が記録されて保護者のスマ
ホには通知が届き、学校もPCなどで登校の記録がリアルタイムで可能。ま
た下校時には同じように保護者、学校に記録が行く他に、防犯団体などにも
データが行くというのです。
驚愕の発想だと思います。一体政府やデジタル庁は何を考えているのでし
ょうか?
3点指摘したいと思います。
1点目は、ナンバリングとして、マイナンバーを使う必要があるのかとい
うことです。町レベルで開発するシステムだから予算は限られるし、セキュ
リティも最高レベルには持っていけないという心配があります。仮に当初は
国から大きな予算が来て、かなりのセキュリティのレベルが実現できても、
この世界はどんどん変わっていきます。その後も、必要なセキュリティアッ
プデートが可能なのか、全くもって持続可能性は薄い話です。(続く)
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