メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

ChatGPTの何を感じたのか。

橘川幸夫の時代分析と質問箱
(1)ChatGPTの何を感じたのか。 今回の新刊の発行が予定より遅れたのは、ChatGPTの登場によるものです。 この動きの本質は、「静的なコンテンツ社会」から「動的なコンテンツ社会」への移行を明確にすると思いました。 「静的なコンテンツ社会」は研究室や書斎で念入りに設計され組み立てられたコンテンツを複製し、大量流通システムで世界に展開する近代の方法です。ここでは、「量」がすべての価値の基準となります。 しかし、パソコンという商品が、旧来の家電と違うのは、密室で完璧に作られた原型をコピペして大量生産するだけのものではなく、バグが発生するのを前提として出荷し。ユーザーのクレームやフィードバックを受け取りながらバージョンアップしていくものです。こうした生産思想に対して、旧来型の家電開発者たちは怒り「こんな無責任な商品を出荷してよいのか」と叫んだ時代もあるのです。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 橘川幸夫の時代分析と質問箱
  • 「ロッキング・オン」「ポンプ」など1970年代から参加型メディア一筋の活動家としてメディアの渦中で生きてきました。その体験と実感からの視点で、さまざまな事件や現象について、自分なりの視点で分析していきたいと思います。また、読者の皆様からの質問にもお答えします。一緒に、新しい社会のあり方を模索していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
  • 440円 / 月(税込)
  • 毎月 20日(祝祭日・年末年始を除く)