第173号
探偵の視点
2022/5/9
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このメールマガジンは、現役の探偵が‘’男女トラブル‘’や‘’世界の生業‘’を探偵ならではの視点で読み解きながら、人間心理&ニッチな情報を提供していきます。
又、探偵事情や離婚に関わる知識、特殊な仕事の思考法など探偵歴13年の中で得た知恵をお伝えします。
エンターテインメント性と、時代を歩む上で武器になる情報の両方を詰めていきますので、最後までお読みいただけると嬉しいです!
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毎週火曜日発行
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■目次
1、今週の挨拶
2、探偵の視点
3、後藤探偵と巡る地球
4、業界の暗黙知
5、探偵コラム
6、今月のウイスキー
7、Q&A
8、活動情報
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【1、今週の挨拶】
今回のタイの調査もそうですが、海外での調査を準備する時に一番大切なのが「移動手段」です。
つまり、尾行の方法ですね。
東南アジアで便利なのはバイクですが、地域によっては高速道路に乗れないところもあるので、相手が車でこちらがバイクの場合に見失うことになってしまいます。
なので、用意しておくのはバイク部隊、車部隊、徒歩部隊の最低3名です。
そして、準備段階で練習が必要なのは車です。
まず、左側通行なのか?右折のルールは?などなど、事前に把握しておくべき事項がたくさんあるのです。
今回は数時間だけ下見の時間がとれましたので、対象者の予想移動ルートのシミュレーションをしながら地内をぐるぐると走行してみました。
すると、通行の雰囲気や交通ルールはある程度身に付いたのですが、「右折」がなかなかできない!
どういうことかというと、大きい道路は信号がとても少なく、右折する場合は「Uターン」しなければならない。右に行きたければ、Uターンしてから左折する、という手順を踏まなければならないのです。
これは割とタイの交通事情の特徴です。これを押さえておかなければ尾行を完遂させることはできません。
今回はなんとかUターンを押さえ、バイクやタクシーを駆使して追い切ることができました。
一度でも見失ったらそこで終了の海外調査は多大なるプレッシャーがありますが、成功させたときの達成感はまた別モノです。
シンハ―を飲んで、帰国します!
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【2、探偵の視点】
このコーナーは、リアルな‘’探偵事情‘’や‘’離婚についての知識‘’、探偵の視ているモノをお伝えします!
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「良い人過ぎる依頼者」
最近の依頼者さんの中に「良い人過ぎる」と感じる方がいました。
奥さんの浮気調査で僕に依頼があり、調査に移行。
2日間の調査で、男と接触して神戸に旅行するのを確認。完全に浮気でした。
当初この依頼者さんの中では、「もし妻が浮気をしているなら離婚する」という決意があったので、証拠をもとに離婚までの流れを一緒に作り、相手の男への攻撃や奥さんとの話のつけ方などをしっかり準備しました。
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