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大衆迎合主義(ポピュリズム)による積極財政が、地獄の扉を開く ~維新の「高校無償化」策が示す日本の悪夢の未来

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
 当方、かねてから懸念していたシナリオが「大衆迎合主義(ポピュリズム)の政治家や政党が「大衆人気」を得るためだけに積極財政を行い、それによって大衆人気をかっさらい、政治権力を拡大し、日本を滅ぼす「全体主義」政治が加速していく…というものでした。  ついてはそうした悪夢のシナリオが実現する前に、なんとか、「まっとう」である可能性をわずかなりとも持つであろう政党(例えば自民党)が、ポピュリズムとは一線を画す、純粋な「政策合理性」に基づいて積極財政を行い、日本が発展していく…という未来を作らねばならないという焦りを持ち続けていたのですが、岸田政権誕生によって、それが事実上不可能な状況となりました。そんな中今、選挙を重ねる度に躍進しつつある「維新」が遂に「高校無償化」を実際に実現さ せ、それが「大人気」を得る状況となっています…これは文字通り、日本が地獄に落ちる最後の入り口をくぐった事を意味しています。 こちらの記事を拝見しますと… 「大阪府、高校の授業料完全無償化へ 来年度から段階的に所得制限撤廃、2026年度に全学年無償目指す(読売テレビ)」 https://news.yahoo.co.jp/articles/3e86c8274096fcce0d08136dfd91daa592b15593

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