『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!
VOL.416 / ズバリ、五月病に効く温泉はあるのか?
2023年5月11日発行
今週の目次
1.コラム~うつうつ湯避行 = 悲惨な希死念慮との静かな戦い
2.今週の“一湯”両断!= ズバリ、五月病に効く温泉はあるのか?
3.読者からのお便りコーナー = 番外編:飯塚玲児からのご連絡
4.ただいま仕事中!&発刊済みのお仕事一覧
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1. コラム〜うつうつ湯避行 #416
「悲惨な希死念慮との静かな戦い」
天候も気圧もあまり安定しないせいか、どうも抑うつ気分の状況がよろしくない。
月曜日などは久しぶりに激しい希死念慮(自殺願望)が発現して、どうしたものやらと思っていたところである。
何もかも面倒だから、この際、死ねばいいのだ、というヤツですな。
まあ、18年間に及ぶ闘病生活で、自殺をする度胸も、根性もないことはわかっているので、自死の恐怖には遠かったみたいだけど、大いにびびっていたのはカミさんである。
そりゃあ、目の前で死んじゃったらかなり面倒なことになるわけだ。
悲しいとかということより、実務が面倒くさいはずである。
自殺であっても刑事事件になりそうだし(不審死だからねえ)、色々と根掘り葉掘り聞かれて、かなり面倒くさい。
このようなことを鑑みて、僕の主治医は「生きていることが一番周囲の人に迷惑をかけないことだ」と言っていた。
おっしゃる通り。
その主治医に聞いた話だが、息子がうつ病になってビルから飛び降りをしたそうなんだが、ビルの家主に訴えられて(まあ、そりゃそうだ)賠償金を1000万円くらい請求されたとのこと。
で、そのお母さんも悲惨なうつにハマってしまっているらしい。
さもありなん、という感じだが、裁判になったら負けちゃうだろうねえ。
要するに、うつになっても歯を食いしばって生きることが、一番人様に迷惑をかけないことなのである。
これが結構大変なんだけどね。
飯塚さんはどうやって折り合ってきたのですか?などと聞かれることがあるのだが、僕の場合は宗教とかではなく(こういう人すごく多いのだ)、酒に逃げた。
酒単独ではなくて「美味いもの+酒」に逃げたと言うべきだろう。
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