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欺瞞だらけの政治スローガンで「維新」が躍進。その裏に「どうせ、自民も立民も何もせぇへんやろ?」という人々の虚無感有り。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
 当方の学者仲間の一人、政治学者の村上弘教授が『維新の「身を切る改革」をファクト・チェック ー  議員数削減による節約額と、「民主主義を切る」デメリット』という記事を配信されました(https://38news.jp/economy/24670)。これは要するに、維新が躍進した先の統一地方選で、維新が掲げた「身を切る改革」というものが、公益に叶うものか否かを、政治学の視点から検証したものです。  この記事で村上教授はまず、維新の主張をいくつかの証拠を提示しながらとりまとめていますが、維新の言う「身を切る改革」の主張は要するに、次のようなものです。 『「身を切る改革」の「目的」は行政改革である。そのために、議員の人数・給料削減をする。そうすれば公務員も納得し人数・給料をカットでき、それを通して行政改革が実現する。』 村上教授はこの主張の正当性を論じているわけですが、その要旨は以下のようなものです。 第一に、目標とする「行政改革」が何なのかが不明。 第二に、仮に「行政改革」なるものがあるとしても、そのために議員や公務員の人数・給料カットは必要ない。

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