パウエルFRBが2%インフレ目標を本気で達成しようとするなら
ば、アメリカ経済は深刻な景気後退(リセッション)に陥ってしま
うでしょう。
今のアメリカ経済では、「では、どうするのか???」というの
が「問題」になっているのです。
やはり、何処かの地点でパウエルFRBは「3~4%の高めのイン
フレを容認」して、金融引き締めから金融緩和へと政策を「大転
換」させることでしょう。
これを境に、「ドルは長期のドル安トレンド」へ、アメリカの長期
金利は長期の上昇トレンド」へと転換してゆくことでしょう。
このとき、あまりにも悲観的な予測をしていた債券&金利市場は
混乱に陥ることでしょう。「近い将来の景気後退を見込む」時に形
成される「逆イールドカーブ」(←今はこれ!!!)がものすごい勢
いで解消されて、「近い将来の景気回復を見込む」時に形成される
「順イールド」がものすごい勢いで形成されてゆくことでしょう。
このアメリカ債券市場の混乱は、アメリカ株式市場にも波及して
ゆくことでしょう。
アメリカ株式市場は夏場から秋口にかけて(?)、何処かの地点で
大幅調整へ。
けれども、この混乱が収まれば、2023年秋以降には、息の長い
「ドル安トレンド」「長期金利の上昇トレンド」が始まることでし
ょう。
このとき、新興国通貨高・新興国株式ブームに本格的に火が付き
始めることでしょう。
一方、起る可能性が極めて低いですが、今回2023年6月1日
から、政治ショーが行き過ぎて「アメリカドル国債のテクニカル・
デフォルト懸念」から「ドル国債危機のようなもの」が巻き起こる
可能性はゼロではありません。そうなれば、一時的にせよアメリ
カの市場では「トリプル安」が巻き起こる可能性があります。
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