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モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)2023年5月13日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  アメリカの雑誌「TIME」の表紙を岸田首相が飾る。しかし、  「日本を軍事大国に変えようとしている」(TBS NEWS DIG「岸田総理が米「タイム」誌の表紙も「日本を軍事大国に」の見出しは、日本政府の“異議”申し入れで“変更”に」Yahoo!ニュース、2023年5月12日、https://news.yahoo.co.jp/articles/3f862bb8716af85edbdd5819c83f5db576ed91be) との見出しは、日本政府の申し入れのあと、変更された。  松野官房長官が、  「記事の結論部分では世界の分断を防ぐ役割を担うとの論調になっている」(TBS NEWS DIG、2023年5月12日) と指摘。関係者によると、外務省はTIME誌側に見出しと中身が違うなどと異議を申し入れた。  TIMEの次回号の表紙では、  「日本の選択」 とのタイトルで、  「岸田氏は平和主義を捨てて、日本を真の軍事大国にしたいと望んでいる」(TBS NEWS DIG、2023年5月12日) と掲載、WEB版においても、  「日本を軍事大国に変えようとしている」(TBS NEWS DIG、2023年5月12日) との見出しがあった。  結果、WEB版の見出しは変更。  「岸田氏は日本に、より積極的な国際舞台での役割を与えようとしている」(TBS NEWS DIG、2023年5月12日) との表現になった。 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- スーダンで戦闘が長引くとコーラが飲めなくなる? スーダンは炭酸飲料の主原料であるアラビアガムの原産国 ほか希少なもの コーヒーやチョコレート 「フェアトレード」は浸透するか? --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  アフリカ北東部の国スーダンの長引く戦闘は、我々にも大きな影響をもたらすかもしれない。同国が、炭酸飲料の主原料であるアラビアガムの最も重要な原産国であるからだ。  アラビアガムは、炭酸飲料からキャンディー、化粧品にいたるまで、さまざまな商品の原料として使われている。ただ、アラビアガムの代替品はほとんどなく(1)、世界的な供給量の約70%がスーダンに広がるアカシアの木から産出される。  ロイター通信の報道によれば、炭酸飲料の世界的メーカー、コカ・コーラやペプシコなどは以前には、供給不足をさけるための備蓄を進めており、3~6カ月分に相当する量を確保していた。  ところが今回の場合は深刻だというのだ。複数の食品・飲料大手にアラビアガムを供給している調達マネジャーは、 「戦闘がどれくらい続くか次第だが、店頭に並ぶおなじみの有名ブランド製品についても、思わぬ事態が生じる可能性は否定できない」(2) と語る。  炭酸飲料メーカーにとっては、アラビアガムは”とてつもなく”重要なものだ。アメリカによる1990年年代以降のスーダンへの経済制裁においても、アラビアガムは対象外とされた(3)。

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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