メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

国際人権基準に反する入管法改正案/有田芳生の「酔醒漫録」第19号

有田芳生の「酔醒漫録」
▼ 第19号 2023/5/12 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 有田芳生の「酔醒漫録」 *毎週金曜日発行* ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次 1・「評言独語」──国際人権基準に反する入管法改正案 【資料】ウィシュマ・サンダマリさん死亡 映像メモ 2・「酔醒漫録」──5月5日〜5月11日 ※【次号予告】「評言独語」、「酔醒漫録」、「コメント力を鍛える」(7)、「読書」──『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』 ★発売中の有田芳生著書★ ・『改訂新版 統一教会とは何か』(大月書店 2022/9/21発売) http://www.otsukishoten.co.jp/book/b610995.html ・『北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実』(集英社新書 2022/6/17発売) https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721217-4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1・「評言独語」──国際人権基準に反する入管法改正案 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼通常国会も後半に入り、内閣が提出した「閣法」の参議院での審議がはじまる。衆議院法務委員会で4月28日さらに、5月9日の本会議で可決された入管法改正案は、2年前に廃案となった骨格を維持したままの対決法案だ。(1)在留許可が降りない外国人を強制送還する機能の強化、(2)難民申請すれば一律に送還停止していたルールについて、3回目以降は申請中でも送還できる、(3)国外退去が決まっても、 入館施設に収容せず、送還手続きを「監理措置」にする、といった内容だ。与党は維新との微修正で衆議院で可決した。一時は……

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 有田芳生の「酔醒漫録」
  • 2000年からブログに日記を書いてきました。思いは「私家版現代史の記録」です。「日記は書いておかないと不安なんだよ。忘れてしまうと消えてしまうから、自分が生きていて、あのころはどうだったというのを忘れるのが不安なんだよ」(渡辺京二『幻のえにし』)。同感です。私が綴るのは、メディアを中心に仕事をする一個人の眼から見た世界と日本です。「酔醒」は、酔ったり醒めたりという意味で、中国の「梁書」に記述されています。「漫録」は随筆の意味です。人生は、酒を飲まずとも「酔ったり醒めたり」の繰り返し。同時代に生きる皆さんにリアルな情報を提供、共有し、しなやかで強靭な精神をお互いに涵養していきたく思います。
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎月 第1金曜日・第2金曜日・第3金曜日・第4金曜日(年末年始を除く)