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国際戦略コラム NO.p0767 ???
http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/ ???
2023.05.15 ???
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ウ軍バフムト反撃は成功
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ウ軍大攻勢が始まり、まずは東部バフムトでの反攻作戦が開始した
ようである。現状と今後の検討をしよう。 津田より
0.米国と世界の状況
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NYダウは、コロナで2020年3月23日に18,591ドルまで急落したが、
2022年1月4日に36,799ドルと最高値更新となり、2022年10月10日は
29,202ドルで2022年年初来安値となり、2023年5月5日は33,674ドル
で、8日は55ドル安の33,618ドル、9日は56ドル安の33,561ドル、10
日は30ドル安の33,531ドル、11日は221ドル安の33,309ドル、12日は
8ドル安の33,300ドル。
先週は1日も上昇せずに、株価は下落した。11日の米経済指標では、
先週の新規失業保険申請件数は2021年10月以来の高水準となり、4月
の生産者物価指PPIは予想を下回る伸びにとどまった。米金融当局は
物価抑制を図りながら景気の腰折れを回避するという綱渡りを強い
られているが、両指標は金融引き締めがようやくインフレに影響を
及ぼしている可能性を示した。
10日に発表された4月のCPIも4.9%と、インフレは落ち着いてきたが
、今後は景気後退を意識し始めて、株価の下落になっている。
その上に、金融不安が起こり、米地方銀行持ち株会社パックウェス
ト・バンコープは預金が9.5%減少したことで、パックウェスト株は
一時34%安と急落した。銀行預金金利は非常に低いので、金利4%の
MMFへ資金が流出し続づている。このため、地方の中小銀行は、手元
資金が枯渇して、資金ショートになる可能性が出ている。
インフレが落ち着いたことで、6月は利上げ停止になるようであるが
、金利5%以上での資金貸し出しになるので、企業の設備投資などが
、大きく落ちる方向である。
一番大きな問題は、大量の政府債務、そして企業の債務、それより
は少ないが家計の債務が積み上げられたことだが、この買い替えが
金利上昇でできないことだ。もう1つが、借金の裏は債券であり、
金利が上昇すると、この債券価格が暴落することになり、米国の政
府債務は31兆ドルも積み上がっており、それは誰かの資産であり、
その資産価格が大きく下落していることになる。
この米国債を持っているのは、米銀だけではなく、世界の保険会社
もそうだ。世界中で同じことが起こっている。ヨーロッパでも、そ
して日本でもドル建ての債券を持っている人は大損になっている。
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