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「体と心のセックス・ライフ」Section-956『涼子とトオルのラブホ(5)』

体と心のセックス・ライフ
 昼飯で1時間ほど外出して、延長戦で別のラブホに入った。  外の気温は27度を超える夏日で、ちょっと歩いただけなのに汗をかいた。 残暑という言い方をするが、まだ秋ではなく夏だ。  仕切り直しでもあるので、シャワーを浴びることから始めた。 ♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ★ 体と心のセックス・ライフ ★                      ≪ Section 956 ≫           『涼子とトオルのラブホ(5)』             …… 2023/5/13号 …… ___________________________________ ♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂  シャワーを浴びたら、次はフェラ。これはルーティンだ。というか、勃起し ないとセックスはできないので、最初はフェラから始める。  若かりし頃は、女の裸を見るだけで勃起したものだが、今では裸は見慣れた 日常なので、裸だけでは勃起しない。  だから、ペニスを直接刺激するフェラが必須なんだ。  涼子がバスチェアに座り、オレが前に立って、彼女は食べる。  小さくなっていたペニスは、ムクムクと目覚めて起き上がる。ほどなく、彼 女の口をいっぱいに満たす。  十分に勃起すると、彼女は顔を前後に振って、ペニスの抜き差しする本格的 なフェラになる。  セックス教室をしていた頃。オレとセックスをしたいと申し込んできた女性 の中に、フェラのできない人がふたりいた。ペニスに対して嫌悪感の先入観が あり、口にできないのだった。セックス教室に来る女性は、セックスについて の悩みを抱えていたのだが、フェラができないのも悩みのひとつだ。  刷り込まれた嫌悪感は、簡単には解消できないものだ。時間をかけて悩みを 解消していくのだが、そのふたりとのつきあいは短く、問題は克服できなかっ た。  フェラができないと、勃起させるのに難儀した。最初はいいが、ラブホ滞在 中の時間の経過とともにフェラなし勃起は難しくなる。オレの勃起力は、フェ ラがあってこそだからだ。  そのとき、あらためてフェラの重要性に気づかされた。  あのときのふたりは、今、どうしているのだろか?  元気で、セックスライフは充実しているだろうか?  ふたりとも美人だったんだ。なぜだか、オレと出会う女性は美人が多い。世 の美人比率は10%くらいだと思うが、学校のクラスメートを思い出してみれ ば、20人の女子の中で誰もが美人と認める人は、2〜3人だっただろう。そ う考えると、オレが出会った女性たちの美人比率はかなり高かった。  ひとりは未婚の若い女性だったが、結婚して、母親になっているかもしれな い。フェラに興味はあったようだが、することができないという悩みは解消で きただろうか?  オレには知る術がないので、幸せになっていてくれればと思う。ほんの短い 間だったが、オレの愛した女性には違いなかったのだ。

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