結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年5月16日 Vol.581
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■はじめに
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こんにちは、結城浩です。
『ベルリンうわの空』を描いた香山哲さんの新連載がWebで始まっているようですね。ファンタジーもののコミックです。静かに進んでいますが、三回目でやや動きがありました。世界の描き方がおもしろいです。これからどうなっていくのか楽しみです。
◆香山哲 『レタイトナイト』
https://michikusacomics.jp/product/leteitenite
この連載は、以前香山哲さんの本『香山哲のプロジェクト発酵記』で描かれていたものだと思います。こちらは、何を、どのように考えてプロジェクトを形にしていくかを考察していくユニークな本です。クリエイタ系の方は参考になることが多いと思いますが、長期的な活動をしていくことを考えている人ならどなたでも参考になりそうです。
◆『香山哲のプロジェクト発酵記』
https://amzn.to/3BqnJS4
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それでは、今週の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
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■目次
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■Blueskyの招待コードを配布したときの話
■時間を置いて文章を読み返す意味 - 本を書く心がけ
■ChatGPTとの対話:文章を整える・翻訳する
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■Blueskyの招待コードを配布したときの話
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最近話題のBlueskyというSNSは、招待コードがないと参加できません。要望に比して招待コードがそれほど配布されていないため、なかなか参加できない方がいるという状態がここしばらく続いています。
招待コードは、bsky-social-xxxxx-xxxxx という形をしている単なる文字列で、Blueskyにアカウントを作る際にはそれを入力する必要があります。
すでにBlueskyに参加した人には「あなたのお知り合いをBlueskyに招待してください」ということで招待コードがときどき配られます。基本的には二週間に1個が配られますが、5個や10個など多数配られることもあります。Blueskyの運営さんが人々の動きをwatchしていてその動きに応じて個数を決めているそうですが、詳しい状況は知りません。
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さて、結城のところにもときどき招待コードが配られてきますので、それを知り合いに配布することになります。でも、これがなかなか難しい。何が難しいかというと、誰にどのように声を掛けるかが難しいのです。
たとえば、Twitterなどで親しくしている人や、話していて楽しい人は新しいSNSにも招待したくなります。しかしながら、SNSとの距離感は人によってさまざまなので、こちらが招待したいと思っても乗り気ではないかもしれません。
招待コードは単なる文字列で、一回使えば使えなくなります。ですから、相手の意向を考えずに「これが招待コードですから使ってください」といきなり渡すのはあまり適切ではありません。できれば相手がBlueskyに参加するという意向を持っている人に渡したいと感じます。でないとせっかくの招待コードが無駄になるからです。
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