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高野孟のTHE JOURNAL Vol.601 2023.5.22
※毎週月曜日発行
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《目次》
【1】《INSIDER No.1207》
岸田大軍拡と対決できない立民党なら、もう要らない/
5月11日サンクチュアリ会合でのスピーチ
【2】《CONFAB No.567》
閑中忙話(5月14日~20日)
【3】《FLASH No.515》
立憲民主党が「次期衆院選で150議席」は夢のまた夢か
/日刊ゲンダイ5月18日付「永田町の裏を読む」から転
載
■■INSIDER No.1207 23/05/22 ■■■■■■■■■■
岸田大軍拡と対決できない立民党なら、もう要らない/
5月11日サンクチュアリ会合でのスピーチ
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5月11日に立憲民主党内の旧赤松広隆グループ「サン
クチュアリ」の勉強会で講演した。時間の関係で省略し
た部分を含め若干増補しつつ以下に再現する。
●岸田大軍拡と対決できない立民党なら、もう要らない
岸田政権は未曾有の大軍拡に向かおうとしている。単
に軍事費が今の1.5倍に膨れ上がるという量的な拡大に
とどまらず、その予算を用いて「反撃能力」といながら
実は「敵基地先制攻撃能力」を取得し、「専守防衛」原
理を葬り去るという質的な転換に進もうとしているとい
う意味で、まさに大軍拡なのである。米誌『タイム』が
近々発売の5月22日号のカバー・ストーリーに岸田を取
り上げ「日本の選択/首相は数十年来の平和主義を捨
て、自国を真の軍事大国にすることを望む」という標題
と前書きを付ける予定であることが報じられた。〔後に
外務省が抗議し、若干表現が和らげられたものの〕世界
から見れば今の日本がそう見えているのは疑いのない客
観的な事実であるのに、日本国民だけが何の危機感も持
たずにボーっとしているし、国会でも維新を除く全野党
が公明党をも引き込んでこれと対決する戦線を張らなけ
ればならないという時にその気配さえ見えない。
●びっくり仰天の立憲「外交安保」姿勢
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