田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.434
人生最高の喜び~家族が増えました
人生で最も幸せを感じる時間でした。今日は私が全額サポートさせていただいている西アフリカからの奨学生(スカラー)が、初めて自宅にご飯に来てくれました。
人への投資は、人生最高のお金の使い方だと思います。彼女には思う存分、遠慮なく好きに生きてほしいですが、彼女は間違いなく素晴らしいインパクトを世界に与えるでしょう。
もうすでに私や私の家族には、十分すぎる感動とインパクトを与えてくれています。
娘の学校の凄まじさを最も感じたのは今日です。世界中からこんな子をよく見つけてきたと思います。いわゆるスカウティングです。
私は学校に「世界で最も過酷な環境にある女子学生を選んでほしい」とだけ、お願いしました。選考過程には全く関与していません。関与を依頼されても、何もできなかったでしょう。
「よくこんな子を見つけてきた!」と感動しました。どうやって探したの?西アフリカという、環境も言語も教育システムも全く違う場所からいきなり連れてきて、ポテンシャルを発揮するだけでなく、とても大人しいけれど、しっかりやり抜く手ごたえを感じました。単に不遇にある子をあんな学校に連れてきても、下手したらもっと不幸になるだけでしょう。
しかも、連れてきてからのサポートも素晴らしい。学費が高いだけの学校ではなく、スカウティングとサポートのノウハウの蓄積に参りましたという感じです。この学校が何を目指しているのか?痛感させられ、賛同しかありません。私が好きな意味で、ヘンタイです。狂ってますよ、この学校。
逆に、単なる学力とか経済的成功を目指すなら、この学校はあまりおススメではありませんね。そういう意味では、たいした子供は育たたないでしょう。
教育機関とは、総合力ですね。学力や施設や多様性や進路や評判だけでなく、世界にインパクトを産む子供のスカウティングと育成が、グローバルレベルで凄まじいです。さすが、だてに世界に18キャンパスも持っていないですね。全ネットワークを駆使してスカウティングしたようです。
この学校は完璧じゃないし、言いたいことは山ほどあります。でも、一つこんなにいいところがあるなら、許しちゃいますw
経済的に恵まれた子ばかりなので、彼女は相当なインパクトを周りに与えていると聞きました。学校に行くと甘やかされたクソガキが多そうですが、そういう彼女をリスペクトできる子が意外に多いところも、あの学校のいいところです。
この奨学金、本当におススメです。私ごときで恐れ入りますが、最も大きな幸せをお金で買えました。何でも買ったことがあるわけではないので、大きなことは言えませんが、多分これ以上のものは、自分には買えないと思います。
何のためにお金があるのか?多分こういう使い方のためですね。でも、私よりお金がある人はゴマンといらっしゃいますが、私ほどいい使い方に出会える人は、そんなにいないかもしれませんね。お金を稼ぐスキルは私にはありませんが、悦びを感じる使い方に出会う運は、私は持っていますね。間違いなく。
多分こんなクレイジーな奨学金制度と、それに基づくスカウティングは、この学校しかできないと思います。そして、コロナ禍でシンガポールに閉じこもって、学校のスタッフに高邁なことをのたまっていたら、引っ込みがつかなくなって、言い出しっぺとしてやってしまったのです。
でも言ってよかったです。やってよかったです。色んな意味で。
インパクトも幸せも買えて、自分は心からあり得ないくらいラッキーだと思いました。娘も一生懸命、彼女の国をリサーチして、国旗も書いてました。シャイなのでアイコンタクトをして、たくさん話せませんでしたが、オタク同士、ブラックホールの話で盛り上がりました。
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