久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと
毎月第1-4 火曜日発行 vol.134 2023/05/23発行
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第134号 還暦って何だろう。これからどうしよう。
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●INDEX●
1. 今週の東奔西走&七転八倒
>還暦という名のゼロリセット。3人の師匠の生きざまに学ぶ
2. 大人の手仕事&逸品捜索隊
>還暦祝いで手に入れた墨田区の赤い手仕事の逸品たち
3 大人のアニメ&映画劇場
>私の中の青い鳥を自由に!「リズと青い鳥」
4 大人の放課後相談室
>Q 率直な意見を言うタイミングが知りたい
5.編集後記~時には大人もボヤキ&ため息を~
>元気なシニアと疲れたシニア。どこで差が?
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1.今週の東奔西走&七転八倒
>還暦という名のゼロリセット。3人の師匠の生きざまに学ぶ
みなさんは人生百年時代をどう生きますか?
還暦後には、かく生きたいと憧れる師匠はいますか?
その日は、ある日と突然やってきました。
そして、何ともあっけなく還暦を迎えました。
正直言えば、まったく実感がありません。
当日は土曜日でしたが大学で授業がありました。朝から6時間もの講義をしてヘトヘトになり、気が付けば60歳になっていたのです。
■ささやかな還暦の事前準備と今後の展望
もちろん3年前から準備はしておりました。
老化は、感性を鈍らせ、知的好奇心を失わせます。このメルマガを始めたのは、その防止策。毎週、いくつも感動を味わい、1万字前後の文章に仕上げることで、心と筆がさび付かないようにしているので。
おかげさまで、3日3か月3年の壁は、超えることができそうです。
体も鍛えなくて、しなかやかな体を保たねばなりません。70歳を過ぎても、大好きなスキーやゴルフが楽しめるように、朝晩、体幹トレーニングやストレッチにいそしんでいます。スピルリナや総合ビタミン・ミネラルアプリも欠かさずとっています。
何が効いているのかわかりませんが、毎朝乗っている体組成計の体内年齢は20歳ほど若くなっています。
今春には、長男が就職して自宅を出ていき、再来年の春には次男も自立する見込みです。その先には、年金生活も見え隠れしています。
誕生日に合わせて、ねんきん定期便が届いて、ちょっと驚きました。65歳からの受給額が見ると、どうやら物価の高い都会での生活は大変そうで、ひそかに夢見てきた地方移住が現実味を帯びてきました。
ふと気が付けば、祖父や父が天に召された70代半ばまでも、あと十数年。人生百年時代とは言え、人生のカウントダウンが始まっていると考えなくてはなりません。健康寿命を考えると、あと10年ちょっとしかいないと考えると、ちょっと怖くもなります。
そうです。これからの人生を考え直す好機が、この還暦なのです。
それなのに、毎日、忙しさに追われて、自転車操業の日々が続いています。それなりに楽しく充実してはいるのですが、自ら選択して生きているというより、人に言われ求められたことを、日々こなしている感じです。
果たして、これでいいのでしょうか?
私が本当にやりたいこと、やりのこしたことは、何なのでしょうか?
そろそろ真剣に考えなくてはなりません。
そこで思い浮かぶのは、私が心から尊敬する師匠たちの晩年の生きざまです。
今回は、数多い私の師匠の中でも、既に天に召された3人の師匠の生きざまを振り返りながら、私のこれからを考えることにいたします。
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